2026年のX JAPANの動きとして、YouTubeの公式チャンネルにて、これまで未公開だった過去のMVが6月から毎週金曜日に順次公開されることが決定しました。

第一弾として1989年6月10日に行われた日比谷野外音楽堂での『紅』と『X』のライブ映像が公開されました。この映像は、同年4月21日にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーデビューを果たした直後に開催された公演のものです。続く第二弾では『ENDLESS RAIN』と『WEEK END』、第三弾では『Joker』と『Say Anything』が公開されました。

これら6作品を視聴して感じたことを挙げます。


画質の向上
まず驚いたのは、その画質の美しさです。過去にリリースされたVHSやDVDの映像と比べても鮮明で、現在の基準で見ても十分に通用するクオリティです。90年代のテレビ番組のアーカイブ映像などをYouTubeで見かけることはありますが、それらと比較すると、今回の映像の質感の高さが際立ちます。


字幕付き
動画に付与された字幕も特筆すべき点です。日本語に加え、英語と韓国語が曲の進行に合わせて表示されます。既存の素材をそのまま公開するのではなく、今回のためにわざわざ字幕を制作・加工している点に、意欲を感じます。

例えば、『X』の歌詞の冒頭は、
さめっきた街に別れを告げ」というフレーズですが、
Bid farewell to the cold and desolate city
として表示されていて、単に日本語をローマ字にして表示するのではなく、歌詞の意味を汲み取って翻訳されていると感じます。


公式に英語詞や韓国語詞が存在しない楽曲であっても、今回の公開のために翻訳字幕が作成されており、労力が割かれています。
『紅』には元々英語詞バージョンが存在しますが、『X』や『Joker』といった日本語のイメージが強い楽曲に全編英語の字幕が付くのは新鮮です。改めて歌詞や映像の世界観と向き合う、機会になっていると感じます。