XJAPAN『La Venus』の5つのバージョンについて書いていきます。

① YOSHIKI CLASSICAL版

『La Venus』の初披露は、2016年12月5日<YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR 第二弾>大阪城ホールです。
YOSHIKIさんが東京フィルハーモニー交響楽団と共演して演奏されました。
私は、WOWOWで放送された2017年1月13日のカーネギーホール公演<YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL feat. Tokyo Philharmonic Orchestra>を録画して観ました。

このコンサート内で、同じくXJAPANの楽曲である『Forever Love』ではYOSHIKIさんのピアノがメロディーを演奏し、オーケストラがハーモニーを奏でる役割でした。

『La Venus』では役割が入れ替わり、ボーカルパート(メロディー)を弦楽器が、YOSHIKIさんはサントラ盤『La Venus (Acoustic Version)』のピアノパートを演奏し、さらにオーケストラならではのアレンジが加わった仕上がりになっています。


前回、間奏パートについて触れたように『La Venus』は楽器だけの演奏部分があまりなく、ボーカルパートの占める比率が比較的高い楽曲です。
そのため、このYOSHIKI CLASSICAL版ではボーカルパートの弦楽器が主役となり、ピアノはあまり目立たないで支えるような印象を受けました。



『La Venus』を年表にすると
2016年9月から10月ごろに完成。
同年12月5日よりYOSHIKI CLASSICALにてオーケストラアレンジで演奏。
同年12月17日XJAPANの新曲としてTVで演奏。
2017年3月3日『La Venus (Acoustic Version)』発売。
と短期間で異なるバージョンが発表されたとわかります。

次回はXJAPANの新曲としての『La Venus』について書いていきます。

XJAPAN『La Venus』③につづく