X JAPANの印象に残ったTV出演について、今回は2014年12月26日PM7:00~11:10に放送されたミュージックステーション スーパーライブ2014について書きます。

 

2014年はSMAPもまだ解散せず出演し、番組概要ではトップにX JAPAN17年ぶりのTV出演と記載されていました。

番組終盤のタイムテーブルは

L’Arc~en~Ciel

浜崎あゆみ

X JAPAN(10時7分~14分演奏、紹介VTR、トーク除く)

Mr.Children

B’z

EXILE(トリ)

と、大物が揃う番組後半での出演でした。

 

演奏曲は紅 Forever Love Rusty Nail Hero(新曲)のメドレーでした。

4曲もやる時間はあるのかという不安がありましたが、代表曲3曲は視聴者も聴いたことがあるだろうと感じました。

 

印象に残った点を挙げます

【Toshlさんのパフォーマンス】

楽器は通常通り当て振りでしたが、Toshlさんの声は生音で、絶好調でした。

Forever Loveは解散後バンドがTVに出演していなくても、よく耳にしていましたが、音源と変わらない美しい声で一気に引き込まれました。Forever LoveはライブでもTearsやEndless Rainよりも唄いやすそうに感じます。

また、”全国のお茶の間に~”の1994年青い夜以来の面白MC、Hero演奏時の観客へのあおりと、観客を惹きつける能力は、久しぶりのTV出演でブランクがあるはずなのに、天才的に上手いと感じます。

 

【YOSHIKIさんのパフォーマンス】

ピアノを弾く ドラムへ移動する、ドラムの上に立つ 薔薇を投げる 薔薇の花びらが降るなかで上半身裸になる 水しぶきをあげながらドラムを叩く ドラムに備え付けたキーボードで曲を締めると代表的なパフォーマンスを全て詰め込んでいて、Mステの演出は特効演出も含めてX JAPANの大ファンだと分かるものでした。

ちなみにYOSHIKIさんはドラムの上に立つと盛り上がるので、今後のTV出演でも曲の間にすぐ立とうとしますが、服を踏んで立つのに手間取る、当て振りのドラムと合わなくなることがよくあります。

 

【Hero】

この時点で、ライブでのみ披露されていて音源が公開されていない、観客のほとんどが聴いたことも存在すら知らない曲でした。(2023年時点でも音源は販売されていない)

このような状況にもかかわらず、Heroという曲の明るさ、キャッチーさ、メンバーのパフォーマンスが掛け合わされて、最後にはみんなが知っている国民的バンドのホームグラウンドのような大団円を迎えたように感じました。

Heroの演奏時間は3分くらいですが、やり切ったとういう満足感があります。

私は、X JAPANやQUEENの曲を聴いた時に特になぜかやり切った感覚を受けます。

 

 

このように、ミュージックステーションスーパーライブ2014年は久しぶりのTV出演で大物アーティストに挟まれて、どんな内容になるのか不安でしたが、7分弱の演奏時間にX JAPANの魅力を濃縮したエネルギーに満ちたものでした。期待以上のパフォーマンスを見ることが出来て、その時点でのベスト以上の出来だと感じました。

 

このように感じたのは私だけではなかったようで、翌年、2015年ミュージックステーションスーパーライブにもX JAPANは出演しました。

 

ミュージックステーション スーパーライブ②に続く