「THE LAST ROCKSTARS (PARIS MIX)」はイントロのピアノの後、Bigidinのパートが始まります。そして、この長く聞いていると暗示や催眠にかかりそうな雰囲気を壊すかのようにノイズが混じってきます。(0分26~31秒あたり)

このノイズを初めて聴いたとき、スピーカーが壊れたかと思いました。

それが、何度も聴いているうちにこのノイズがくっきり聴こえないと満足できなくなりました。

この音は再生環境によって聴こえ方がかなり変わります。

サウンドバー(サブウーファー付き)、ミニコンポ、ウォークマン、スマートフォンと手持ちの再生機具で聴き比べますと、コンセントで電源に繋がっているものの方が、パワーがでるためか、私のお気に入りの音になります。

 

再生環境の話題に移ると、スピーカーで聴くか、ヘッドホンで聴くかで、大きく印象が異なることがあります。

私の環境で、X JAPANのANGELをヘッドホンの音量大き目で聴くと、TOSHlさんのボーカルとYOSHIKIさんの創り出した密度の濃いボーカル以外の音(TOSHlさんのコーラスを含む)が55%対45%くらいの割合で聴こえます。

これを、ヘッドホンを外してスピーカーで聴くとTOSHlさんのボーカルが空間に広がって、ボーカル80%、残りの20%はそのボーカルを引き立てるような印象になりました。

 

また、余談ですが、ヘッドホンで細かい音が聴こえるという点ではANGELのイントロ(0分5~10秒あたり)は頭の上の方で聴こえる音がかすれて聴こえるのですが、これは私の環境なのか意図したものなのか気になっています。

 

話が飛んでいきましたが、言いたいことをまとめると、私の音楽再生環境では「THE LAST ROCKSTARS (PARIS MIX)」はコンセントで繋がった再生機械で、大きな音で聴くのがよい。X JAPANのANGELはスピーカーで聴くほうがボーカルを楽しめるということです。

 

同じ曲でも人が違えば受け取り方は様々と言われますが、同じ人間でも受け取る情報は再生環境、体調、感情等で左右されると実感しています。

第一印象だけに惑わされず、いろいろ試してから判断しようと思います。

 

THE LAST ROCKSTARS(曲)③に続く