▽父と暮せば

監督/黒木和雄
脚本/黒木和雄、池田眞也(原作/井上ひさし)
出演/宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
(2004年・パル企画)
これはもし私が子どもなんか出来たら
ずえええええったい見せたい映画。
最初から最期までボロ泣き。
井上ひさしさんの言葉のリズムや、センスは抜群。
それを体言した役者が、また素晴らしくセンスのある3人。
美術も素晴らしい。
音も撮影も演出も、全体的にシンプルなんだけど、とても細やかで演劇の舞台の緊張感と、映画のスケール感がうまく混合していてよかった。
▽雨月物語

監督/溝口健二
脚本/川口松太郎、依田義賢
出演/京マチ子、田中絹代、森雅之ほか
(1953年・大映)
映画が生きてるみたいだ。
京マチ子のたまに見せる女性らしさ
田中絹代の一貫した強さと美しさ
水戸光子の素朴な色気
森雅之の滑稽な悲しさ
小沢栄の貪欲の汚さ
役者陣と宮川一夫カメラマンの素晴らしさは言うまでもなく。
演出を引き立てたうえで、映画を芸術に昇華させているカメラワーク。
そりゃあ名作と言われますよ。