『馬鹿が戦車でやってくる』 | solve the secret

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まぶたの裏 へばりついた 宇宙を旅してんだ

馬鹿が戦車(タンク)でやってくる

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1964年・松竹
監督・脚本/山田洋次
出演/ハナ肇、岩下志麻


あり得ない設定なのに引き込まれるのは、脚本が素晴らしかったということだし、
そもそもどうやって思いつくんだこんなこと…という脚本。

犬塚弘の演じた、(今で言うところの多分)知覚障害者の兵六が
火の見櫓に興味をもつところなんて
あの名作『What's Eating Gilbert Grape』(1993年・アメリカ)にも繋がる素晴らしい演出だと思った。

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ギルバートグレイプ(What's Eating Gilbert Grapeの主人公)とサブの葛藤は同じだ。
五体満足でない家族を支えながら、
自らの幸せを考えなければならない男の苦しさを葛藤として描いてる。

他の馬鹿シリーズっていうのは、
ハナ肇が演じる役が、勝手に動き回って、他の皆がほとほと呆れて…
というパターンが多い(勝手に動き回らせる脚本を書いてる)けど、
この『馬鹿が戦車で~』はちゃんと主人公のサブが動いてるんだよな。


飯田蝶子の演技のキレのよさ、テンポの良さはこの映画を映画にしてると思った。
あと、サブと村人が田んぼで乱闘するシーンなんて、時代劇みたいでよかった。


馬鹿シリーズで一番おもしろかった!