先日、辻井伸行さんのピアノ🎹コンサートに母と2人で行きました。



辻井さんを知ったのは

2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、盲目ながら優勝🏆したというニュースを見て。



ハンデを持ちながら健常者の大会で優勝するという奇跡に、胸が熱くなったことを覚えている。



音楽のことはよく分からないけど

「良いものに触れる」ことを大切にしたいと考えている私は、行ってみることにした。



1枚23,000のチケット2枚…。

決して安くは無い。

でも、それだけの価値があるのだろう。

SS席の1番後ろの席。



母と2人で出かけるのはいつぶりだろう。

記憶にないので、もしかすると初めてかも知れない。



母にスマートフォンの音を消すように言うと、

消し方が分からないという。



じゃあ、電源を落としてというと、

電源の切り方が分からないという。



仕方ないので母のスマホの電源を私が切る。



電源の切り方が分からなくても

スマホは使えるんだな。と感心した。

あんまり使えてはいない。



30分ほど前に席に着席し

開演を待つ。



そして、開始して2曲目に辻井さんが登場した。



指揮者の方のサポートを受けながら

登場した辻井さんをみて、

私は「なんだか息子に似てる」と思った。

ファンの方ごめんなさい。



高くない身長

誰かと一緒に歩くときの様子

サラサラの髪

優しい表情



そんな息子に似た

彼が奏でる演奏は、ものすごかった。



こんなに見た目は普通なのに

ひとたびピアノを弾けば、人々に感動をもたらす。



なんだろう。

何と表現すればいいのか言葉が見つからないけど、

何だか胸が熱くなるのだ。



拍手になれていないと

長く拍手👏をするのになんだか疲れる。



オーケストラは素晴らしいものだったのだろうと思うけど、芸術に秀でていない私は、ビッグバンドビートとの違いがあまり分からない。



生演奏を初めてみたときには、

その迫力に涙した。



しかし、若い時のような感動は、

今もうできない自分に、危機感を覚える。



できるだけ若いうちに新たな感動に出会わなければな。と、思った。



帰り道、母が言った。



おばあちゃん「あれはもう天才よね。天才。」



天才という言葉で括っていいのかというと、違う気もする。だけど母には最大の賛辞なのだと思った。



息子は何の達人になるかな?

サンダーかな?

太鼓かな?

お絵描きかな?



愛されキャラになることは確定ルートなのだ。

たぶん



今朝も息子は動かないー真顔!!