40歳になってからか、

専業主婦になってからか、

死別してからか、

手術してからか。



いつからか分からないけど、

長年の考え方が変わったことがある。



それは承認欲求について。



これは私の個人的な見解なので

一般的に変だったらごめんなさい。



私は、若い時からこう考えていた。



『頑張っているかどうかは、わたしが決めることではなく周りが決めること』



だから、私はとにかく頑張って生きてきた。



人より要領は良い方だと思う。

運動以外は何やっても大体人よりできた。

だけど、人より能力がある訳ではない。



だから、人より早く起きて遅くまで働いた。



その日の仕事を翌日に持ち込まず、

必ずその日のうちに終わらせ、ボールを自分で持たずに相手に投げるようにしていた。



そんなふうに長年していたからかな。

自己評価はすごく低くて、周りに認められたい承認欲求が人一倍強くなってしまった気がする。



これは、20代30代ずーっと。

呪いのようなものだ。



そして、頑張り続けなければならないこの期間は、ものすごくキツかった。



作業効率をあげる為のスキルを磨きまくった。

だけど一向に楽にはならなかった。



当たり前だ。

作業効率を上げても、次から次に仕事は降ってくる。



仕事って本来やらなくてもいいようなことを

なぜか人が作ってるんですよね。



そんなんだから、評価は上がり、どんどん昇進していく訳だが、ずーっと突っ走って、楽になることは無い。



で、あるときふと思った。

いつだっけ?



頑張る。

他人から認められる。

承認欲求は満たされる。

さらに頑張る。



多分最後は壊れる。

で、他人は私の人生の責任はとってくれない。



だとするならば、頑張りを他人に評価されなければ。というのには、何の意味があったのだろう。



経験を積むという点で

全く無駄だとは思わない。



自分の人生の責任を負うのは自分だけ。

だとすると、自分を認めるのは自分である必要があったのではないか。



40歳になってからか、

専業主婦になってからか、

死別してからか、

手術してからか。



いつからだろう。



この点において私の考えは変わった。

他人からの評価はどうでも良くなった。



私は、私の為に大切なものを大切にしていきたい。



そう考えられるようになったことで

大切なものを大切できるようになった。



わたしにとっては

大きな進歩だ。