10回目の月命日=相続税の申告期限



相続税の申告は

亡くなってから10ヶ月という期限がある。



それを過ぎると、税制上の優遇制度が利用できないこととペナルティがある。だから申告期限は絶対。



当たり前だけど、

相続税申告の為には、相続財産が決まっていなければならない。だけど、ウチはギリギリまでウダウダしていた。



死亡退職金が決まったのが期限10日を切ってから。

この1ヶ月は、この件で胃が痛かった。



思い返せば長かった。

知らない言葉も随分勉強した。



なんで、こんなことをしなければならないのか。

なんで、こんなに複雑なのか。



何度も思った。



若くしての突然死は、

なんの準備もされていないから、

ひとつひとつ。



スマホのロックを解除できなかった(しなかった)のがきつかった。(今思えば、感情に任せてさっさと初期化しなければよかった。)



見つけて、問い合わせて、制度の複雑さに四苦八苦しながら、ようやく目処がたったのは、今年になってから。


  • 銀行に連絡
  • カード会社に連絡
  • サブスクを発見し解約
  • 車の売却
  • 会社関係
  • 生まれてから今までの戸籍
  • 法定相続情報一覧
  • 遺産分割協議書
  • 特別代理人
  • 家庭裁判所
  • 通らなかった遺族年金
  • 相続税支払い

これ以外にも、夫が残した謎解きは、
解けないものも多く残った。


税理士さんに助けてもらいながら。
だけど、基本的には自分でやった。


もう1人の相続人には相談もぼやきもできない。
だから1人だ。
金のことは、本当、誰にも相談できないのが辛かった。


昨年は特に、物理的に動けなくて。
だけど来客は多くて。
自分で穴掘って、自分で埋まっていった。


頭では分かっていても、
空虚な気持ちは治らない。
波がある。


家にいると気分がめいる
何もしたくない
外に出ない
いらんこと考える
気がめいる


無限ループ。
無理矢理にでも先の予定を入れる。


そうすると、楽しい。と思えることが増えてきた。
息子との旅行がそれ。




また脱線した。話を戻す。


税理士さんから、申告期限日の前日に連絡があり、「相続税申告で最低限出さないといけない書類だけ今だしてきました。」


家庭裁判所の遺産分割協議書が認められたということだろう。かなりギリギリだけど、間に合わせるというのはさすがプロだ。


相続税の支払いは、
ネットバンクで、e-taxから支払いができるそう。


国税庁のページを見て自分で調べてやってみる。



恐ろしいくらい簡単に支払いできた。



税理士さんに報告すると

「間に合って良かったです。」と。



家庭裁判所からの通知は後で届くだろうとのこと。



とりあえずは、安心した。



が、しかし、私はまだ、

全体いくら相続して、息子といくらずつ分けたらいいのかがわからない。



任せている以上、あまり細かいことは言いたくないので、しばらくは黙っておこう。



サムネイル

追記

これを書いた数時間後に裁判所から「遺産分割証明書」なるものが届き、財産の明細が別紙で添えられていました。
ご心配おかけしましたm(_ _)m。

これを見ると、やはり税理士さんなしでは無理でした(><)。

メンタル面もこれから浮上していけそうです。きっと。


そして10ヶ月目の月命日。



はじめてお寺にお参りに行かなかった。

理由は、可愛らしいおばあちゃんの長話を私が断れないから。という情けない理由。



お寺から夫の遺骨を分けてもらったので

家で2人で過ごしてもいいかと思った。



でも、やはり

なんだか落ち着かなくて。



やはり明日にでもお参りに行ってこよう。



今日はいい天気だ。