息子は特別支援学校に通う中学1年生です。
早いもので、昨日は息子の修了式でした。
6月5日から通いだしたから、約10ヶ月か。
もっとずっといた気がするな。
むすこや
今日最後だからおりこーさんしてね!
自分で着替えるのであっちに行けと言う息子。
10分後、部屋に戻ると…。
これあかんやつや。
やばい。
ちゃんといけるか?
心配ご無用
息子1人で車から教室に行きました。
良かったー!
息子を見届けたところで、担任の先生に会う。
この先生のおかげで、息子は毎日楽しく過ごすことができた。感謝しかない。
「1年間お世話になりました。息子さんは、毎日楽しく過ごしていてムードメーカーでした。息子さんの成長は見違えるようでした。特に、最近の卒業生を送る会では、一生懸命頑張っていて、終わったあとに、やり切った感じで、目に涙を浮かべて、頬は赤くなっていて、それを見て私も胸が熱くなりました。」
その言葉を、聞いて泣きそうになった。
堪えて車の中で泣いた。
「先生は来年度も持ち上がりですか?」
「先ほど発表があったのですが、異動になります。 」
なんと。ショック。
そして、公務員の異動って、そんな急に言われるのか。恐ろしい。
先生には本当にお世話になった。
嘘くさくなく、息子が楽しく過ごせるように、大きな宝箱を作ってくれたり、廊下で打ちひしがれる息子のために、対話用の机と椅子を用意してくれたり、息子と正面から向き合ってくれた。
残念ながら、そんな人が現れることの方が奇跡だ。
だって、先生であっても他人だもの。
だから、なにかしたくなって、
花束💐を買いに行くことにした。
公務員に何か渡すことが、問題視される可能性があるので、学校の駐車場から、学校に電話して聞く。
「中学部1年のアラフォー主婦です。息子の担任の先生に花束を渡したいのですが渡しても良いですか?」
🏫「ありがとうございます。きっと喜びます。」
「ありがとうございます!本人にナイショにしてください!」
🏫「わかりました!ナイショ🤫ですね!」
この場合の本人が、息子のことか先生のことか微妙だが、そんなことはどうでもいい
そして息子の下校時刻。
息子と先生出てくる。
「息子さん。1年間たくさん頑張ったので、今日はお利口さんシール3つです。2年生になっても頑張ってください。また見にくるからね。」
10個貯まったら、ご褒美が貰える
「お利口さんシール」
これで10個貯まった。
先生優しい。
一度お別れをして、車に荷物を置き、花束💐を息子は自ら抱える。
わかりやすい使命を与えられた息子はとても頼もしい。花束をみて、自分がやるべきことを理解したようだ。スタスタスタと、私を置いて先生の元へ。
無事に花束💐を先生に渡し、
感謝の言葉を言った。
いつもは目にスタンプなのですが、とても力強い目が素敵でしたので、こんな写真に。
すごく逞しかったです。
周りからは拍手👏が起こりました。
この拍手は、おそらくあまりに堂々とした息子に対して贈られたもののように思えた。
息子の成長も感慨深いし
良き先生に出会えたことに感謝し、
春からまた、新たな出会いに胸膨らませたい。
帰り道。
『息子。お利口さんシール10個貯まったから、ハンバーグ食べて帰ろう』
『やだ! いかない! たべない! 』
『じゃあどうするの? 』
『ばあばんち いきたーい 』
またか
そういえば、息子の制服姿、ばあばに見せたことないや。
その後、ばあばんちに向かい、息子の制服姿を見て、爆笑するばあばなのでした。