夢の時間【1日目】
1月3日
朝から買い物に行かなければ!
妹家族と父母がウチに来る。
今年は妹が気にしてくれて、来てくれるけど、来年は姪っ子が中学生。
もしかしたらもう来年には来てくれなくなるかもしれない。だからこそ。
ショッピングモールの開店に合わせて向かう。
開店10分前に着いたけどすごい人と車。
そして、店に入り、私と息子。
ひとつずつ買い物かごを持った。
すぐに息子を見失う。
まあいいや。
カゴさえ持っていれば、他のところへは行かない。
私は急いで自分の買い物を済ませて、いったん車に荷物を置いてから、息子を探す戦略を取ることにした。
刺身を中心に妹家族が好きなものを、食べきれないくらい買った。
そして、袋詰めしていると、カゴいっぱいにおやつ、ジュース、おにぎり、パン。肉などを入れた息子が現れた。
『おまたせ〜! 』
何と、息子を探す手間が省けた。
が、それよりも、あなた会計していないじゃん
息子が買ったものを選別する時間が勿体無いので、5千円渡して息子にレジに行かせる。
開店直後で、レジはまだガラガラだ。
レジの人に教えてもらいながら、買い物ができた。なんと、1,000円札のお釣りがなかった。
息子めー!
自分の分は自分で。
いったん荷物を置きに行き、ケーキを買いに戻る。
その後息子はちゃっかりソフトクリームゲット。
250円のソフトクリーム🍦。
マックツイストなら140円なのに。
急いで家に戻り、
次に、昼食予定の焼肉屋さんに並びに行く。
そこで妹家族と合流予定
49日ぶりに会う妹家族。
無事に焼肉屋に入れた。
『ぼく 姪っ子ちゃんの となり がいい 』
ちゃっかりゲット。
そして、近い。
日ごろ息子と2人の外食は、とても味気なくて、また行きたいとは殆ど思わない。
『これ美味しいね』
『あれ食べたいね』
『きょうどこいく?』
何気ない、こんなにたわいのない会話が、涙がでそうになるほど、自然で心地よい。
そうか、私は普段息子と話してはいるが、『会話』ではない。
同じ空間にいて、同じことをすることを『分かち合う』ことが、こんなに美味しい。そして楽しいと感じさせるなんて、すごく不思議で。
そして、有り難かった。
お値段は、6人で3万円。
もちろん、支払いは私。
今日はとことん貢ぐ日。
7人乗りの車が、はじめていっぱいになった。
後ろのテレビがはじめて役に立ち、なんとも言えない嬉しさだった。
そして息子。
義弟のことを
『パパ 』と呼んでたくさん遊んでもらっていた。
姪っ子と甥っ子がパパと呼ぶので、息子もつられたのだろう。こちらも、なんとも言えない気持ちだった。
夕食後、子供たちのご機嫌をとりにゲームセンターへ。コインと100円を大人買いして、甥っ子姪っ子に渡す。
帰宅して、干しておいた布団をベッドメイクする。
休む暇はないが、不思議と心地よい。
お風呂場と洗面は、あらかじめディズニーホテル仕様にしておいた
妹家族には大好評
頑張った甲斐があった。
お年玉は、直前にひろゆきのネット記事を読んで影響された『年齢×1,000円』にした。そうすると、たくさん渡せるし、不公平感がなく合理的
うちの場合、ディズニーだと、だいたいの旅費の目安が1泊につき10万円。
例年に比べると、相当安上がり。
おそらく、こんな正月は2度とないだろう。
分かっている。
妹家族も、大変ながら、私の情緒を心配し、時間を割いてくれているのだ。だから、この時間が有限であることを私は知っている。
私と息子にとっては、信じられないくらいの『家族の幸せ』が溢れた夢のような1日目だったんだ。