面倒だと思われるでしょうが、死別した人には言われて嫌な気持ちになる言葉があります。
少しは落ちついた?
落ちついたら連絡ください。
そもそも、死別して、落ち着くことなんてあるのか?内面的には一生落ち着くなんてことはない。
だから、言わないでほしい。
なんと返せばいいかわからない。
私が聞きたくない言葉。
もし、言い換えるなら
眠れてる?
ご飯食べれてる?
体調不良になっていない?
相手を気遣うなら
こんな言葉で充分じゃないのかな。
元気そうでよかった
元気そうで安心した
表面的にみて、なぜ私が『元気だ』と思うのだろう。体調についての質問など何もされていないのに。私が泣き叫んで縋れば、違うことを言うのかな。
来た人も、なんと声をかけて良いのか分からないのだろう。
それは分かる。
ならばせめて、ただ話を聞いて、否定も肯定もせずに、ただ聞いてほしい。
そして、『いつでも聞くからね。』
それが、寄り添うということではないか。
そしてもっと嫌なこと。
お金の話をされること
死因について、根掘り葉掘り聞かれる
そんな人いるの?と驚くが、居たんだ。
この2週間、なんだか落ち着かなかった。
約2週間前に行って後悔した呑み会。
いまだに後悔していた。
というか、腑に落ちていなかった。
誘われたのは1ヶ月前。
その前に、当日2回誘われて、2回断っていた。
だから、前もって誘われた今回は断れなかった。
私にはママ友はいない。
その人は息子と同級生のお母さん。
関係を言葉にすれば『ママ友』ということになるのだろう。
とても明るい人。
メールの文面から、夫が亡くなったことは知らない様子。私はその人から元気を貰いたかったのかもしれない。
当日、うちに来て、夫の仏前に手を合わせてもらった。
すると、彼女は、夫が亡くなったことを知っていた。人伝に聞いて知っていたらしい。
ここで違和感を覚える。
彼女は、私が夫を失ったことを知っていながら、お悔やみや、気遣いの言葉なく、ただ、飲みに行って騒ぎたいと言ったのだ。
すみません。
私が変かもしれませんが、
私には信じられなかった。
そして、食事中彼女から聞かれたのは
- 死因と当日の様子
- お金のこと
- 遺産のこと
テンパってバカ正直に話してしまった。
そんなこと初めてだったから。
すると、彼女。
『潤沢な資産があっていいですね。私たちは庶民ですから、パートするしかありません。』
なんで私ここにいるんだろう。
と思った瞬間だった。
それでもここまでモヤモヤした原因は分かっていなかった。
きっと、彼女は、興味本位で私に聞きたいことを聞くために誘っただけだ。
最後まで、私を気遣う言葉など何一つなかった。
別れ際、2次会に行こうという彼女。
明日早いからと私は断った。
何も予定などない。
社交辞令の
『またいきましょうね。』も、絶対に言う気になれなかった。
私の周りは、優しい人ばかりだから、
信じられなくて、モヤモヤした2週間。
今はもう、
こんな人もいるんだなと、勉強させてもらったと思うことにした。
付き合う人を選べる人生になったことに、感謝しよう。
いやーな話の最後に、息子とたい焼きでお口直しください