さよならFREED



ディーラーの見積もりで25万にしかならなかった4年前に購入した夫のfreed。



私の兄に譲ることにした。

車検一年残ってるし、設備もいいし、兄も喜んでいた。私も完全に手放すよりは、誰かが継いでいってくれた方が嬉しい。



私の相続と兄への譲渡を一気に実施するため、陸運局へ兄と一緒にやってきた。



実は、兄と会話するのは20年以上ぶり。

私が中学の時に、兄からの暴力(言葉、暴力両方)今で言うDV?があって、私は中学の時から、兄と口を聞かなくなった。

今も、実家にいて、20年以上新聞配達のバイトをしている、いわゆる『子供部屋おじさん』



ボロボロの軽自動車に乗っているのを知っていた。だから、母経由で、兄に車をいらないかと聞いてもらったんだ。



あらかじめ、必要な書類を準備していたこともあり、1時間ほどで手続きは順調に終わった。



20年ぶりに話した兄は、なんだか弱々しくて、声も小さく、20年前に恐怖を覚えた兄はもういなかった。



父、母にとっては、この兄が、とにかく心配で、守るべき存在になっている。


さよならFREED。