する側の話
たまたま読んだ、あるブログの記事。
見なきゃよかった。見たくなかった。
批判したい訳ではなく、ただ悲しかった。
- 友人の子がダウン症で、その子はかわいい。
- 友人の子と同じ学校に暴力的なダウン症の子。
- 暴力的なダウン症の子は育て方が悪かったから暴力的に育ったのではないか。
- 友人の子は、友人が上手にいい子に育てた。
違うんです。
違うんです。
『育て方』だけでは、どうにもならないこともあるんです。だから『障がい』なんです。
ダウン症児の殆どは、知的障害があります。
そして、ごねる時の力がものすごく強い。
何度も何度も何度も何度も、
繰り返し繰り返し話しても、分かってもらえない。
何をするにも、とにかく時間がかかる。
毎日毎日、
『今日は学校から連絡がないか』『誰かに迷惑かけていないか』『お友達に嫌な思いをさせていないか』と不安で不安で。
【どうやったらこどもに分かってもらえるか】を毎日毎日考えて、1日の振り返りを一緒にして、もうしないと約束する。それでも、翌日にはケロっと忘れてる。
そんな、愛らしくも憎らしい我が子と向き合い、毎日不安に駆られています。
暴力は絶対にいけません。
でも、
生まれ持った個性は、『育て方』だけでは、どうにもならないこともあり、苦しんでいる人が居ることも、ほんの少しでいいから知っていて欲しい。