遺伝子 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

原発の大騒ぎの所為で、すっかり見落としていましたが、エリザベス・テーラーが亡くなっていたんですね(cache)。

最近は、忙しくてネタを探す暇もないので、ついつい、例によって、Twitter(で見付けた)ネタですが、関連して、こんな記事を発見。

エリザベス・テーラーは、美ミュータントだった!(cache

Lymphedema-Distichiasis Syndrome(リンパ浮腫ー睫毛重生症候群)の原因遺伝子のFOXC2に産まれつき変異が在ったんだって。知らんかった。

長い睫毛は、この所為だったんだ。


追記:

記事を斜め読んだだけだったので、スッカリmisleadされていました。ちゃんと読んだら、リズが、FOXC2の変異を持っていたとは、書いていませんでした。失礼致しました。ぺこり。

正しくは、彼女は睫毛が二重になっていて、そうなる原因のひとつにFOXC2の変異が知られており、これは時には心臓の欠陥ももたらすが、リズも心臓の病の所為で亡くなったことと関連しているかも、みたいな書き方をしていて、騙されました(笑)。良く考えてみれば、FOXC2の変異なら、睫毛重生以外にも重篤な欠陥が生じていたでしょうからねぇ。



これは、言葉を変えて、敢えて、悪い表現をすれば、遺伝的疾患なんですが、良く云えば(遺伝的)個性ですよね。

人間それぞれ、皆、違う遺伝子組成を持っていますから(恐らく一卵性の兄弟や姉妹も、厳密に云えばゲノム内で飛び回っているトランスポゾンの所為で、一部、遺伝子(☜この場合、広義にDNA)組成が違うんじゃないかね?)、これから医療がどんどん進んで、遺伝子診断が普通に行われるようになりますが、変な差別化に繋がらずに、個性として、認められるような世界になれば良いですがね。

リズは、紫色の瞳で有名なんだそうですが、コチラの方は、メークと照明のお陰でそう見えただけで、実際は、濃い青色だそうで。


この女優さんは、有名だから、当然、名前は知っているけど、残念乍ら、余り映画を観たことがないですねぇ。

私的には、イングリッド・バーグマンとオードリー・ヘプバーンの映画が好きでした。


と、相変わらず、脈絡がないですが、原発、早く埋めて下さい(笑)。遺伝子の個性も、度が過ぎると大変なことになるので、其の原因となり得る危険を避ける為にも、一刻も早い収束へ向かうことを祈っております。

Mon, Mar 28