毒味有 | Flog

Flog

Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

ぇっとぉ、先ず、業務連絡。

連絡先を報せて呉れるはずのアナタ、そう、アナタですけど、未だ、戴いてませんので、宜しく。


今日は、朝からドタバタしていて、余りつぶやかず、の一日でしたね。

と云いつつ、今日つぶやいた中からのネタ

元論文はコチラ

植物は毒物を作り出して、昆虫などの外敵から身を守る仕組みを持っていますが、逆に、昆虫は、その毒物を感知して、その植物を食べないようにする仕組みを持っています。要は、毒物を味覚センサーで味見をして、毒なら食べない、と云う方法を取る訳です。味覚のセンサーは脚にありますから、実際に食べなくとも味見は出来る訳です。

そんな植物の作る毒のひとつにL-canavanineがあります。これは、アミノ酸の一種ですがタンパク質には含まれません。豆果に多く見られます。昆虫にとっては、かなり強力な毒のようで、例えば、ハエ(Drosophila)に強制的に与えると、その子孫は、幼虫にうちに死んでしまいます。

ハエはL-canavanine入りの砂糖水と無しの砂糖水を見分け、L-canavanineを避ける事が出来ます。脚にL-canavanineの液に触れさせると、口器が反射的に引っ込み、つまり、L-canavanine入りの液を舐めずに済むように、L-canavanineに対する味覚のレセプターが存在する訳です。

驚いたことに、そのレセプターの正体を突き止めてみると、通常の昆虫の味覚レセプターとして知られているgustatory receptor familyの一員ではなく、glutamate receptorが変異したDmXRと呼ばれているものでした。当然乍ら、DmXRが変異したハエ [mangetout (mtt) ]ではもうL-canavanine 入りの砂糖水と無しの砂糖水を見分けられません。

と云うお話で、落ちは特にありませんが、何か?

今日のつぶやき:

Mon, Aug 24



Powered by twtr2src.

今日の世の中: マイケルさんは「他殺」と検視当局が結論;ウイグル騒乱「200人以上起訴」 中国紙伝える;藤山寛美さん以来、松竹・吉本21年ぶり交流;民主、全国学力テストを大幅縮小 11年度から抽出方式の方針;82歳、愚直に「郵政見直し」=綿貫民輔国民新党代表;麻生首相「金がねえなら結婚しない方がいい」、学生との対話集会で;ノキアがPC市場に参入、小型ノートPC発売へ。

今日の瞬間最低体脂肪率: 15%
今日の万歩計: 7,037