今日は、セミナーが二題ありました。
最近のセミナーは、糞も面白くなさそうな演題で、ずーっとパスしていたんですが、
今日は、もしかしたら?、と思うタイトルだったんで行ってみたんですが‥‥。
Margaret Clarke
Dictyを使ったimaging。例えば、GFPで緑に光る大腸菌が、アメーバに食べられる時(phagocytosis)に、アメーバー内のRFPでラベルした赤いアクチンフィラメントが大腸菌の周りを取り囲んで細胞内に取り込む様子がとても綺麗。大腸菌はやがて分解され、緑は消失。これが、出芽酵母が餌だった場合は、たまたま出芽中の場合は、くびれのところで、引っ掛かってしまい、そのまま、諦めて吐き出すか(この場合の吐き出しは、exocytosisではなく自然の成り行き)、くびれを絞って無理矢理娘細胞を切り離して母細胞だけを取り込んだり。或いは、別なタンパクをラベルして、phagocytosisやexocytosisの際の膜成分のrecyclingの様子を示したりと、まぁ、見ている分には面白いんだが、で???(=so what???)何がtriggerとなってどんなシグナリングで phagocytosisが起こるのかなど、何もメカニズムの解明がないんだが‥‥。でも、このおばちゃん、経歴から察するに、明らかに60歳を越していると思われるのだが、今だに、first authorで論文を書いていますね。尊敬。
ところで、Dicty(正式には、Dictyostelium discoideum
)の和名は、キイロタマホコリカビ
と云いますが、余り良い名前じゃぁないですね。俗称?の(細胞性)粘菌
の方がしっくり来ます。正確に云えば、(細胞性)粘菌の中の一種が、キイロタマホコリカビなんですがね。
学部生時代の実習で良く使いましたねぇ。シャーレで寒天培地上に餌のバクテリアと一緒に蒔いて育てますが、シャーレの蓋を開けたときの独特の匂いが好きでした(←匂いフェチか?)。私の好きなモデル生物のひとつです。
Richard E. Lenski
実験進化学の大物らしぃんですが、スイマセン(汗)、知りません。30,000世代以上、大腸菌を最小培地で継代して、突然変異の頻度やタイプを調べることで、進化の謎に迫ろうと云うことらしぃが、話自体は、分かり易く面白かったんだけど、うーむ、私には、So what? と云う感じ。
今日のセミナーは、2題とも、だから? でしたね。
夜、work out。iPod11曲分、44分。1,3,5,7曲目jog、2,4,6,8-11曲目walk。
今日の世の中: 聖火、長野を走る 警備3000人、厳戒態勢、沿道から投げ込み、男性乱入も;マリナーズ・城島、契約延長 来季から3年;ダライ・ラマと対話なら抗議中止も 国境なき記者団来日;ホンダが1400億円申告漏れの可能性;「心神喪失」で有罪はダメ…「鑑定尊重を」最高裁初判断;iモード生みの親、ドコモを去る 慶大院教授に;ソウル「南大門」放火犯に懲役10年判決…復元には5年;聖火妨害狙う在米ベトナム人を入国拒否…ベトナム政府;国交省:道路財源から家賃1億3千万円;IAEAが情報隠匿で米批判、シリアの原子炉建設疑惑。
今日の瞬間最低体脂肪率: 24%
今日の万歩計: n/a(10,078)