【シルク】来年度からの新規制限と頭数制限について | バッタの一口馬主データ分析室

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  はじめに

 来年から実施されると噂のシルクの新規制限と頭数制限について、その方法と影響について考察(妄想に近い)したいと思います。

 なお、本記事は妄想によるところが非常に大きいので、きっと、ん?と思うところも多いかもしれませんが、あくまで予想ですので、読み物としてお楽しみください。

 

 

  新規制限の方法

 現在のところ、新規制限の方法は発表されていないので、その方法についてまず考察してみましょう。

 ぱっと思いつくのは次の3つ

①新規は抽優なし

②既存抽優>既存一般>新規抽優>新規一般(旧キャロット方式)

③1次募集は既存のみで、余った馬がいれば新規に回す(現キャロット方式)

 

 他にも、新規の申し込み頭数を制限するという方法はありますが、流石にこれは効果もかなり限定的なのでやらないと思います。やらないよね?

 どのような方法を選ぶのかは正直全く読めませんが、これまで新規ウェルカムでやってきたシルクが一気に新規完全お断りの方向に進むとは考えにくいので、③はなさそうだなと思います。

 ①か②かは、読めないですけど、①だと抽優がない分、新規の方の絨毯爆撃が激しくなり、結局既存は一般で馬取れないというのが加速するような気がするので、決していい方法ではないですね。

 でも、「いや、そうじゃないだろ」って方法をことごとく選んでいくのがシルクなので、私は、①だと予想します。

 

 

  新規参入制限の影響

 正直、どの方法を選ぶかによって影響の仕方は全然違うので、あまりここで考察しても仕方ないのですが、もし、②か③の方法で新規参入制限を行うのであれば、影響はかなり大きいと思います。

 ここ3年、総票数と抽優票数の概算は

2020年 約7万6000票 約1万7400票

2021年 約8万5000票 約1万8600票

2022年 約9万5000票 約2万票

でした。

 最終中間発表時が、前年比50%だったので今年は伸びが鈍くなるのかなと思いましたが、結局例年並みの伸びを見せたということになります。

 馬が取れにくくなると絨毯爆撃作戦を取る人がいるので、その分、会員の数の増加よりも票数の増加の割合の方が大きくなるという面はあるのですが、それにしたって新規会員の参入による競争激化の影響は否定できません。

 新規参入がある程度緩和されるとなれば、この増加傾向にストップがかかるということになるので、競争が激しいのは変わらないと思いますが、今のキャロットのようにある程度頭打ちの状態になるはずです。

 毎年馬が売り切れる現状で、シルクにこれ以上会員を増やすインセンティヴはないはずなので、既存会員の満足度上昇のために是非新規参入制限を行ってほしいと思います。

 

 新規制限を行えば、短期的には抽選確率が各馬、1割程度楽になると思います。(例えば、50%の馬は当選確率55%になる)

 そして、長期的には、必要実績額の上昇に歯止めがかかると思います。

 

 

  頭数制限の影響

 来年から、出資申込ができるのは10頭に制限されるということですので、その影響について考察します。

 

絨毯爆撃の種類

 頭数制限で影響を受ける戦略は当然絨毯爆撃戦略になりますが、絨毯爆撃にも二種類あり、それぞれ影響が違うので分けて説明します。

①多頭数を持ちたい高実績者の絨毯爆撃

②実績を積みたい実績額100万円以下の会員の絨毯爆撃

です。

 なお、出資できる見込みのない馬に広く一般申込するケースも絨毯爆撃に含まれるんでしょうが、その表についてはあってもなくても実績にも抽選確率にも影響しないので、それが出来なくなることによる影響はありません。

 

 

高実績者の絨毯爆撃禁止の影響

 まず、高実績者の絨毯爆撃ができなくなったことによって生じる影響を考察します。

 高実績者で、これまで多頭数に広く薄く出資して実績を維持する戦略を取ってきた人はこれから、これから頭数を絞ってある程度集中投資をすることが求められます。

 1000万円の実績を維持するためには毎年40口~50口出資することが求められるので、10頭に4~5口ずつ行く感じでしょうか。

 すると、当然、人気上位の馬の方が集中投資される確率が高いので、高実績の広く出資する派が持っていた人気中位~人気下位の票が人気上位の馬に流れ、結果として、人気上位の馬の実績額が上昇するということが起こることが予想されます。

 その代わりに人気中位~人気下位の馬は若干実績額が下がる(≒上昇幅が小さくなる)ことが予想されます。

 

100万円以下実績者の絨毯爆撃禁止の影響

 次に、②実績を積みたい現状100万円以下実績の会員が絨毯爆撃を禁止された影響について検討しましょう。

 実績を積むつもりがない人であれば、好きな馬に抽優に行って、ほかにも一般で取れる可能性のある好きな馬だけに申し込みをすればいいのですが、実績を積みたい人はそうはいきません。

 実績を積みたいけど、現状実績がない会員は実績で確実に取れる馬が少ないので、一般抽選枠という狭き門を戦う必要が出てきます。

 これまでこの層の会員が取れる戦略は大きく分けると二つありました。

 ⑴抽優で人気上位馬にいって、一般で絨毯爆撃。

 ⑵抽優で人気中位の確実に取れる馬に大口出資して、一般は人気下位から選定。

 このうち、制度変更で⑴の戦略がとりづらくなるので、⑵の戦略に移行する人が増えると思われます。

 すると、抽優票が人気上位から人気中位に、一般票が人気中位から人気下位へと流れやすくなります。

 結果的に人気上位馬の抽優確率が上昇し、人気中位の抽優で確実に取れる馬が減少。

 人気中位の一般抽選確率は若干上昇、人気下位の一般確率が下がり、実績額が上昇するものと予想されます。

 

まとめ

 以上、まとめると。

①実績額については、人気上位が上昇、人気中位が低下、人気下位が上昇して、中位下位が平準化され、上位と実績の差が明確となる。

②抽優確率については、人気上位が確率上昇、人気中位が確率低下して全体的に平準化される。

③一般確率については、人気中位の一般確率は上昇、人気下位の一般確率は低下して全体的に平準化される。

ということが予想されます。

 

いや、本当にそうか?

 いや、しかしですよ。

 ここまで考察していながらちゃぶ台を返すような話をするんですが、周りに、20頭近くの馬に絨毯爆撃している人ってどれだけいます?

 多分かなり少ないと思うんですよね。

 実績上位者は購入する口数が一人当たりで多いので、少し行動傾向が変わるだけで結構影響を与えそうなので、人気上位の実績額の上昇、中位の実績額低下は多少は起こりそうな気がしますが、その他については体感できるほど影響が生じるかというと微妙な気がします。

 それよりも新規会員の取り扱いの方が10倍くらい影響大きそうで、10頭制限は正直あまり気にしなくていい変更点かなと思っています。

 

 

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