一口馬主的には結構大きなニュース。
ダート中距離路線
・5月の羽田盃と6月の東京ダービーに中央馬が出走可能に(枠数は不明)
・JDDは7月から10月に移設
・羽田盃、東京ダービーはJpn1に格付けされ、羽田盃、東京ダービー、JDD(名称変更予定)のダート三冠レースが体系化
・羽田盃が3500万円→5000万円、東京ダービー5000万円→1億円、JDD6000万円→7000万円に賞金増額。三冠達成で8000万円ボーナス。
ダート短距離路線
・5月の兵庫CSが1400mに距離短縮。
・2歳秋、3歳春に3歳ダート短距離重賞創設。
正直、一口馬主的にはかなりありがたい変更です。
3歳夏までまともなレースがなく、OPを走らせて6月〜8月の重賞を待つという状況が多かったので、目標となるレースが3歳春に創設されるのはかなりありがたいです。
また、JDDが10月に移設もかなり大きい。ダート馬は古馬との力差が芝以上に出やすいので、5月までは使うレースがなくて、9月以降は勝てるレースがないということになりがちだったところを、JDDが10月移設することで、秋にも目標レースができました。
三冠レースにつながるJBC2歳優駿、全日本2歳優駿、カトレアS、ヒヤシンスS、伏竜Sの価値が高まりそうです。
しかし、これで3歳から南関所属にするメリットの大半が失われてしまいました。
これまで、せいぜい1勝クラスレベルだった東京ダービーに大挙して中央馬が押し寄せますから、地方馬の東京ダービー勝ちはかなり苦しくなると思います。
これにより、中央に馬が一極集中する傾向がさらに強まりそうです。
この変更は2歳馬は2023年から、3歳馬は2024年から適用されます。
つまり、すでに、あるいはこれから募集開始となる21年産から変更になります。
これで劇的にダート馬の価値が上がるということはないと思いますが、一つ考慮に入れておいて良い要素だと思います。