ノーザン生産馬種牡馬別ランキング
※黄色が初年度、薄黄色が二年目
検討
輸入種牡馬は初年度狙い
海外種牡馬はなじみがないこともあって、初年度は取引価格が落ち着きがちで、初年度から重賞を勝たせてブランド力を上げる必要が高いです。
ドレフォンの推移をみるとわかりやすいのですが、初年度40頭、二年目30頭と二年目で大きく頭数を落としています。これはドレフォンの初年度の出来が悪かったから落としたわけではなく、初年度に意図的に高品質多頭数の繁殖牝馬につけているからです。
今年は、ニューイヤーズデイ、ブリックスアンドモルタルがそれに該当します。
個人的には、競走馬として著名だったブリックスアンドモルタルよりも、知名度は劣りますがすでに種牡馬として結果を出しているニューイヤーズデイの方が価格の低さも相まって期待値は高いのではと予想しています。
新種牡馬の期待度
新種牡馬も輸入種牡馬ほどではないものの、ブランド力を上げる必要があるので、繁殖牝馬が集まりやすく、狙い目ですが、競争馬として著名な馬は初年度から価格も相応の値段になるため、輸入種牡馬よりは信頼度は低いといえます。
レイデオロはモーリス、ドレフォンと同程度、スワーヴリチャードはキタサンブラック、サトノダイヤモンドと同程度の繁殖牝馬を集めています。
レイデオロは、競争成績が超一流かというと疑問ですが、牝系のよさもあってノーザンとしてはかなりの期待をしているようです。
生産数を激増させたキズナ
キズナ産駒が激増しています。
2021年産は、初年度が3歳を迎えた年に種付けされた産駒であり、結果を示して繁殖牝馬を獲得したということになります。
この年のキズナ産駒には要注目です。
2年目でも生産数を伸ばしたリアルスティール
先ほど書いたとおり、初年度種牡馬には期待度以上に繁殖牝馬を集中させる傾向にあります。
そのため、ほとんどの種牡馬が1年目よりも2年目の方が生産数を落としています。
その中で、ロードカナロアは1.5倍以上に生産数を伸ばしており、かなり初年度の産駒の出来が良かったことが伺えます。
今年は、リアルスティールが2年目ですが、リアルスティールも初年度よりも二年目の方が生産数が多く、初年度の出来が良かったことが伺えます。
このような推移を見せている種牡馬も基本的には狙い目です。