知り合いの韓国人が新宿のはずれに食堂をオープンしました。

微妙なオープン。
祝ってあげることができません。

お店を開くにあたっての努力をせずにすべて親からの借金(多分返す気持ちもない)で始めたから。

自分の身を削って努力して手に入れたから愛着もわくと思います。

その人の才能をかって出資してもらって成功した人は何人かみて来ましたが、才能ではなく肉親の愛情でお金をだしてもらって始めた商売で成功した例を殆ど知りません。
親の人脈や顧客をごっそり貰えた場合はその限りではありませんが…。

そして…開店にあたって有名人からのお花が来たことにしたいから名前貸してくれそうな人を紹介して欲しい…と言われたので全く気乗りはしなかったけれどたまたまそのお店の隣のマンションに住む人がいたので紹介しました。
私も以前お客様紹介してもらったことがあるので…。

紹介した方は食べて美味しかったら名前貸しでなくちゃんと花を送るし、美味しくなかったら名前も貸したくないということでした。

そして今日食べに行き「味とかじゃなくて金の計算しかしてないことと人としての一生懸命さがないから応援する気にならないから断った。」

そっかー。
やっぱりわかっちゃうんですね。

「店であっても舞台であっても情熱を持って作りあげることと、その一面ではなくその人が築いて来た経験こそが味になり魅力になるんだ。
若くても学生時代をどう過ごして来たかとか苦労して乗り越えたことがないとかとかく親に頼りっぱなしかどうかはすぐわかるよ。そして残念ながらそれは治ることはないんだよね。」…と私が何にも言ってないのにわかっていらっしゃいました。

努力は人がしてくれないから自分が積み重ねるしかない。
地味だけど今はがんばるしかないな私。