私のブログに「ヘルメット外来」で辿り着いた方から複数メッセージをいただきまして、私の知る限りの情報、そして個人的な意見をこの場所を借りてお伝えします。

まず、日本において新生児の頭蓋骨矯正の積極的治療を行っているのは、東京女子医大だと思います。

いつ頃までなら補正が可能かはその度合いや場所によると思います。一歳までならまず可能なのではないでしょうか?
ホームページにはもっと大きな感じの子供も載っています。
私が実際に見た子供も走ってましたから1歳になったばかりではない感じでした。

最初は私も主人が絶壁アタマ格好悪いと外見上の理由から注意をうけ、やるなら徹底的にやろうと脳神経外科の知り合いに相談したら外見上よりもっと重要なことを指摘され、歴史的な背景、子供の学習障害、運動機能障害についての事例を聞き、ドーナツ枕をほぼ使わずに自分で出来ることとプロにお願いしたことをお話します。

脳神経外科医の知り合いはたまたま家も近いこともあり最初の相談は近くのファミレスで会いました。
まず娘の頭蓋骨を触って左右の歪みがあるかどうかを見てもらい、今のところ問題はないけれど右耳後ろが若干偏平気味なので左向きに眠らせること、ただし乳幼児を横向きにすると肩が内側に入るのでこういう寝かせ方をするようにとか自分で作る向き補正のビーズ枕について説明してもらいました。

小児科ではないのでと前置きをした後で頭の形が何に一番影響すると思うか聞かれたので「運動神経」だと答えました。
特に後頭部が綺麗に丸くなっていると延髄圧迫もないし…多くのアスリートが綺麗な頭の形をしているから…。
しかしドクターの意見は「集中力、記憶力」
受験や成績にこだわる年齢で申し訳程度の塾にいかせるより間に合うならヘルメット外来に行くお金に回せと言おうと思っていた。 相談してくるくらいだから相当酷いと思っていたと。
普通の病院に行って相談しても「女の子だしヘアスタイルでいくらでもカバーできる」って言われる。
何故ならば治療する手だてが今は女子医大にしかないし、保険治療にするにはまだ頭の形の悪い子が目立ってきてから10年しかたっていないから見た目でない部分との関連がまだ発表されていないので審美的見地としか判断されない。
俗に言う「小一問題」との関連もまだ研究段階。
でも、友人だし、問題があればはっきり言うつもりだった。と。

今は問題ないけれど、今からだって頭の形は変わるから油断しないでと釘を刺されました。

ちなみに頭の形の悪い子供が増えてまだ十年ちょっとというのは…。

昔は子供にもそば枕を使っていたこと、さらに1992年までは俯せ寝が推奨されていたこと、紙オムツの性能向上により不快感で動くことが減ったこと(固定)、早期に集団保育にしてしまうことで目が届かない…。

そして小学校の先生とかダンスなどのとりあえず「覚えることが大事な現場」にいる人にクラス上位10人と下から10人の頭の形に差があるかどうかみてもらって…と言われました。

ちなみに私の弟は頭の形は良くないですがかなり賢かったよと言ったら、「でも運動神経は悪いし、不器用でしょう?」といきなり図星!(笑)

もちろん、価値観はさまざまだし、程度にもよると思うのでなんとも言えないですが視点がぽわんとしているなら一度女子医大に相談されたらと思います。
あとは頭を起こしているときいつも同じ方向に傾いているのも要注意だとか。
女子医大で全く問題ありませんと言われたら一番安心するし。
私の知り合いも女子医大に勤務しているわけではありませんが、一度電車の中で明らかにいびつで顔まで歪みが来ていた子供の親に自分の名刺を渡して頭蓋骨矯正について説明したら、その後病院に行ってこのまま放置したらたいへんだったとお礼に自分の勤務する病院に挨拶に来られたそうです。
一歩間違えば失礼だと激怒される可能性も高いし、運動能力や発達ってただ遅いのか問題があるかって普通の病院行ってもわからないから難しいですよね。

頭と歯並びは遺伝ではない部分も大きいですからがんばりましょう!