若気のいたり

私にしては珍しくニュースネタです。

誰にだって恥ずかしい過去はあると思う。

当時はサイコーだと思っていればいるほど時が経つとイタいものになっているような気がします。

毎年、この日になると聞くニュース…。

新成人の暴動…。

いろんなニュースの中でもこんなに予測可能なニュースも珍しい。

笑点のレギュラーか！？と思うようなありえないカラフルなお揃いの紋付袴を着て暴れる…呉服屋さんは儲かるので経済効果がないわけではないけれど、ほぼ次に着る機会はないであろう紋付袴。
お揃いで和服を誂えるなら町内会の盆踊りに揃いの浴衣でも作って地域を盛り上げてください…次の年も着られるし、紋付袴よりは安価でしょうし…。
それともあの派手な紋付袴はレンタル？いやいやレンタルだとしても暴れたら破けたり血がついたりでお買い上げになってしまうよね。

成人ってことは犯罪を犯したら実名公表だし、そういう区切りのための式典で暴れるなんて嘆かわしいことだと思うのです。

もちろん、私だって若い頃の恥ずかしい写真はある。
ソバージュに太い眉にパール入りまくりの口紅をつけ、黄緑色のスーツを着ていて…もし小さな帽子をちょこんと載せたらエレベーターガールの出来上がり～そんなものをサイコーだと思って着ていました。
でも！
そういうことを徒党を組んでやったわけではないし、社会に対する攻撃もしていない…ただのあの頃ワタシは若かったという恥ずかしい写真。

今のワタシはすっかり（身も心も）まあるくなって温和なおばさんであります。

小さな平和を願う一人として、集団での暴力性のあることって本当に怖いんです。
やるなら一人で尖んがってましょう。
みんながやるから自分も…みんなよりすごいことをしたい…そしてエキサイトしてしまって止められない。

悲しいニュースがなくなるように、みんなが小さくてもいいから楽しく夢中になって笑顔でいられるように、成人の日に思うのでした。