私の安穏な休日が突如終わりを告げそうです。
私の所属している会社が、韓国に求人を出したときの顛末は以前お話したかと思います。
今回はそのときの学習をして、日本でいう総合職の募集は、社長の母校(アメリカ)、韓国HQのトップ李くんの母校(アメリカ&韓国)に直接アプライして決めてきました。
でもこのときの求人でも採用の決め手になったのは、社長の「ネットゲームにはまるヤツはダメ」っていうことで最終の面接、みんなでの食事会のときに、「ゲームをどの頻度でするか?」を聞いて、自己申告で1日1時間以上の人には帰ってもらい、残った人の手を触ってあきらかにゲームダコがある人以外を採用しただけ。
ネットゲームに夢中になるってことは、プライベートを家族や恋人のために使うよりそっちがいいってことだからそんな人間性のものとは会社を作り上げていけないという社長の持論。
そしてソウル事務所の受付の女の子(すんごい美人)が、取引先の男性(すんごいお金持ち)に見初められて旧正月が終わったらバルセロナに行くことになってしまったのです。
もう一人は、あまりにも仕事中の私用電話がひどく、ファイヤーしたとのこと。(あと喫煙者は絶対採用しないと念を押していたにもかかわらず喫煙を隠していた)
とりあえず2名募集。 女性。
月給200万W、週休2日、年末はトリプルペイ(600万W)←思えばこれを書くべきではなかった。
(条件としては、女性、健康、TOIEC800点、日常英会話、海外出張可能なことだけ)
で、求人を出して、ソウルの事務所ではなく、日本の事務所に届くように履歴書を送ってということになっていたのですが。。。
年賀状と同時期ということもあって、日本の事務所は、昨日郵便局止めにしていたものを受け取りに行ったそうです。
(12月20日からクリスマス休暇だったので相当たまっているだろうなと予想はしていたのですが)
今年はソルラルが早いため、その前に働いてもらおうとすると10日くらいには面接をしなければいけない。
しかも、求人広告で「英文履歴書」というのが抜けていたため(広告会社のミス)、ハングルの履歴書が多い。
日本事務所に韓国人スタッフは5人しかいないし、しかも4人は韓国に行っていたり円高でアメリカ旅行中。
まあ2週間も休みがあったらね、旅行行きますよね。
お正月の留守番担当は李くんと、香港人のタンくん。
あたり前だけれどタンくんはハングルが読めない。
社長に泣きを入れた李くん。
社長は
「XENAに頼め。 どうせダンナもまだ韓国にいるんだしヒマなはず。 腹が痛い?
なら、XENAの家に行け、ベッドに横になっていても字くらい読めるだろう。
みんなもキッチンがあるほうが徹夜になったとき便利だろう?」って。
実は、年末に友人からもらったダイニングテーブル、エクステンションで8人掛けになるんです。
普段は普通の4人掛けにしているんだけど、初めて広げるのはドンちゃんの歓迎パーティーかなあ
なんてぽわんと思っていたのに。 仕事かよっ!
タンくんとタンくんの彼女も郵便物受け取ったらヒルズでランチでもって気楽に考えていたらしく、、、。
彼女はあるスポーツをしていて明日から強化合宿のためしばらく会えないってことで今日は一緒にいたいので私の家で仕事(ひたすら開封&履歴書のプレス)を手伝うことに。
こわくて数えられないというけれど、さっき届いた第一便だけでも1000通はあるんですけど。。。
これを明日の夜までに30名までしぼって、スキャナでPDFにして社長に送る。
しかも、ごめんなさい通知のために住所・氏名をパソコンで入力するんだそうで、ところがハングル…いったい誰が??? まさか私じゃないよね???
しかも、事務所でたった10通開封したところで李くんはがっくりとひざを床についてしまったそうです。
なんと10通中4人が男性。
「どこに目ぇつけとんじゃ ボケ!お前は女か?」って日本語で怒っていましたが、この就職難、一応外資でしかも年に1度とはいえ600万Wもらえる会社って魅力的だったのでは??
私は、「男性の応募が多いってことは女性はそんな数じゃないから選びやすいってことかもよ」と気休めを言ってみました。
200万Wのお給料で女性募集してるのに、男性もダメモトで応募してくるなんてどれだけ不景気なんだ!って李くん。
でもドンちゃんに言ったら「無職よりは200万Wってすごくいいでしょ?」と平然。
ああ、カレーを作るはずの平和な午後が瞬時にして壊れ去ったのでした。