ブログに書くのも恥ずかしいけれど、数ヶ月前に大喧嘩した。
その原因は
ドンちゃんが日本に来たときに私は、「オモニに渡してね」とお菓子を2種類手渡した。
1つは、ちょっと高級な焼き菓子。
もう1つは「雪の宿」という1袋200円もしないようなおせんべいなのですが、なぜか韓国人はこのお菓子が好きな人が多いのです。
しかし、「雪の宿」を見せたとたん、
ドンちゃんは、「あ、知っている。そのお菓子、不味いんだよね」
私は、腹がたったけれど
「あーはいはい、あなたは不味いと思うかもしれないけれどこれはお母さんへのお土産だから」
そして、楽しい数日を過ごし、ドンちゃんは釜山に帰っていった。
その後も普通にskypeをする毎日が続いたのだけど、ある日、ビデオでドンちゃんが食べているものが、
「雪の宿」であることを発見。
「ちょっと~、ドンちゃん! あなたそのお菓子、不味いって言ってたじゃない?
しかもどうしてお母さんにって言ったのにあなたが食べているの??」
ドンちゃんは「これと似た不味いお菓子をもらったことがあるんだよ。
同じものだと思ったけれどこれはおいしいね。」と。
「とにかく他のお菓子はちゃんと届けるよ。このお菓子ももう1袋あるし」
しかし、その数日後、無残にも他のお菓子も半分以上が彼の胃袋に納まっていることが判明した。
「私は、お母さんへの挨拶でお菓子を渡したのに、平気で全部食べるなんてひどい!」と言って泣いてしまった。
それに対するドンちゃんの反論にびっくりした。
「平気で食べたわけではない。 お母さんに渡そうとしばらく我慢した。 相当我慢した。
しかし、こらえられず食べてしまった私の気持ちがわからない?」と逆に怒った。
ドンちゃんは「私のお母さんは、自分あてのお菓子を息子が食べたからと言って怒るような心の狭い人ではない。韓国のお母さんはみんなそうだ。子供がおいしいものを食べるのが幸せだと思う。
どうしてこんなことで怒るのか?」と続ける。
脱力した。
3歳と5歳の兄弟がおやつの取り合いでケンカしているみたい。
なんて低レベルなケンカなのだろう。
儒教の国の息子は恋人がお母さんあてに贈ったお菓子を食べても謝らないのであった。