国際恋愛に限らず、遠距離恋愛で地元が違う場合は将来的にどこに住むかは悩むところであります。


その大きなポイントは、お互いの仕事ではないでしょうか?


もちろん、私たちはいい年のカップルなので当然仕事を持っています。

だからそう簡単には仕事をやめてポーンといくわけにも行きません。


でも、無職だからこそ、プロフェッションがなければその土地に行ってできることは限られてきます。

相手に自分を扶養してもらうだけの経済力を要求することになります。


私たちのケースは、最初から遠距離だったので、数年後に私が韓国に行くしかないと思っていました。

彼は、日本に住むのは冗談ではないと思っていたし、私も彼を扶養することなんてできないと思っていました。


 ところが、ある日韓カップルの話を聞いて、韓国に住むのがこわくなりました。


 それは彼女の…


ダンナが無職になってしまい、アルバイトをしているけれど恐ろしいほどの低賃金…。

そんな時に、妊娠してしまい中絶を余儀なくされた。


ひええええ、やめれケロ。 私なんて高齢なので、欲しくてもギネスに挑戦か??って感じなのに…


しかし、無職になっていた期間が問題だったのです。


なんと6年間爆弾


2年前に結婚したのでつまり結婚した時から無職!!!!


ちなみに彼らは、ワーホリでオーストラリアで出会い、遠距離恋愛を1年近くした後の結婚だったのです。

彼は、無職だったけれど公務員だったお父さんのバックアップでアパートも買ってもらったし、結婚式も普通にやったし、仕事なんて探せばなんとかなると思っていたそうです。


 ところが、妙な高学歴がかえってプライド、きらりーん!メラメラ~メラメラ

望む会社が高すぎて、ブルーカラーなんてとんでもない。


一度、何とか小さな会社にはいったものの、その会社も3ヶ月目から給料未払い…。


再び、就職活動~!


そして、パソコンで就職活動をしているかと思いきやオンラインゲームの奴隷にダウン


そんな男は一生そのままだと見切りをつけ、先日離婚して日本に戻ってきました。


実はドンちゃんのお父さんは、長い間仕事をしていません。

お母さんが小さな食堂を切り盛りして、3人の子供を育ててきました。

だから反面教師になって、ドンちゃんは温厚なのですが…。

それにしても、犬も歩けば無職とか就職活動中の人が多い韓国。


もちろんドンちゃんも仕事はしていますが、いまひとつ、浮き沈みが激しい仕事だし、会社員ではありません。


私のほうが多分、ちょっとは安定していると思うし、韓国で日本人が働くのと、日本で韓国人が働くのでは

どちらが難しいかを考えると、ブルーカラーでもかまわないと彼が言うなら彼が日本で働くほうがチャンスは大きいと思います。


 もちろん、私たちはいい年のカップルであるので、私は最初結婚にこだわるつもりはありませんでした。


でも、限られた一生の中で同じ時間を共有できるのはやっぱり大事だと思うようになってそのために結婚は最も合理的で理想的なカタチだったのです。


そして、今回は、私がどうしてもやりたいことを優先させていただきました。

食堂で皿洗いでもいいよと言って、言葉もできない国に来てくれる彼に感謝をします。


でも、そんなキレイごとだけではなく、韓国のお仕事事情は厳しいものだと思います。


ドンちゃんが日本で仕事をする上での唯一の武器は、真面目で温厚な外見(中身もそうですけど)です。

早く営業できるくらいの日本語を身につけて欲しいです~。