先日、twitterのTL上に、
自分がかかわった紙の本が電子書籍化されて
売上明細が送られてきたけど、たった百数十円で
タバコ銭にもならない
やっぱり紙の本、万歳
電子書籍絶賛してたヤツ、滅んでしまえ的な
とあるライターさんの過激なつぶやきが
リツイートで流れてきました。
これを見て、以前米光一成さんが電子書籍講座で
「よちよち歩きの赤ちゃんに向かって
早く走れないからダメって言っているようなもの」と
おっしゃっていたのを思い出しました。
たった数百円でも、紙の本からの電子書籍化なら
ご本人からみれば不労所得のはず。
私だったら、そこに可能性を見出しちゃうなあなんて思いました。
紙の本と電子書籍が大きく違うのは、やっぱりマーケティングの部分で
出版社におまかせではなく、
著者サイドもいろいろ発信していくことが重要になってくるようです。
それもまた工夫のし甲斐あって面白いのではないでしょうか。
そもそも私は、「電子書籍が発展すると紙の本が衰退する」と
くっつけて考えるのは早計だと思うのです。
「紙の本が売れない」という事態は電子書籍が登場したからではなく
それを作ったり、販売したりする構造がくたびれているだけだと思うのです。
いまの仕組みができる前から本は存在していたのだし、
いまの仕組みが変わっても本は存在するでしょう。
電子書籍と言う新しい媒体の登場で
紙の本も活性化する(中身も仕組みも)というのが期待している在り方です。
媒体の陣取り合戦ではなく
世の中に面白い読み物が増えることが大事なのです。
読み手に届きやすくすること。
作り手が作ったものにふさわしい報酬が得られること。(←コレ重要☆)
いまは、トライ&エラーの期間。
失敗がよい肥やしになるはずです。
(その失敗も電子書籍ならそれほどの大火傷にならないのがうれしいところ)
さあ、クリエイティブに考えていきましょう!