アメリカに来て、まず、最初に思ったことは、車をパーキングに停める際に、駐車スペースに、頭から車を入れて駐車している車が、ほとんどだということです。
これは、ショッピングモールはもちろん、自宅の車庫などにも、ほとんどの車が、頭から、入れて、駐車しています。
日本では、どうでしょう?
大部分の車が、出る時に楽に出られるよう、後停めで駐車してるんではないでしょうか。
当初は、なんで、前停め駐車が多いんだろうとしか、思っていませんが、最近、アメリカ人の特性というか、理由が、分かってきた気がします。
アメリカ人は、基本、将来がどうだとか、余り先のことなど、考えようとはしません。
従業員に、今頑張れば、半年後のボーナスを弾むよといった話をすると、大部分が、そんなボーナスよりも、まずは、100ドルでも、今のサラリーを、上げて欲しいと言ってきます。
半年後の2,000ドルよりも、今の100ドルが、大事なのです。
大げさに言えば、今さえよければ、将来なんて、何とかなると、考えるふしがあります。
なので、今回の駐車の件で言えば、出す時などよりも、まずは、停める時に、楽な方を優先するのです。
このような、アメリカ人の気質が、サブプライム問題を引き起こしたのは、間違いありません。
数年後に、いきなり金利が高くなるようなローンにも、関わらず、そこを余り深く考えずに、その時は、物件の資産価値も、上がっているだろうと、自分たちに、都合良く、楽観的に考えてしまいます。
短絡的と言うか、何と言うか、後先考えない、彼らは、余り賢いとは言えませんね。