目的
Xcodeプロジェクトへのフレームワーク追加方法を理解する。

主要クラス
フレームワークの追加が必要なクラス

 このドリルではWindow-based Applicationを使いプロジェクトへの組み込みをおこなっているが、作業自体はすべてのプロジェクトで有効。

使用テンプレートプロジェクト
Window-based Application

プロジェクトの名称
A

事前に体験しておくべきドリル

サンプル実装説明


 このドリルでは実装作業はない。
 Xcodeを起動してプロジェクトにフレームワークを追加する作業手順を理解する。

 プロジェクトにフレームワークを追加する場合、プロジェクト>既存のファイルをプロジェクトに追加メニューを選ぶよりは「グループとファイル」リスト上で右ボタンクリック(シングルボタンの場合、コントロールキー + ボタンクリック)によって表示されるコンテキストメニューから追加>既存のフレームワーク...メニューを選ぶのが適切。

$テン*シー*シー-1

 ただし、Xcodeバージョン3.2とそれ以前で、フレームワーク追加用GUIは大きく異なる。

$テン*シー*シー-1
バージョンはXcode>Xcodeについてメニューで表示されるアバウト画面で確認できる

3.2
$テン*シー*シー-2
フレームワークやライブラリの一覧が表示されるので、任意の項目を選んで追加ボタンを押せばよい。


3.1またはそれ以前
 フォルダ選択ダイアログが表示されるので、自分でフレームワークやライブラリの場所を見つけなければならない。


 iPhoneアプリ用フレームワークはSDKフォルダごとに管理され、同名のフレームワークが各SDKフォルダごとに存在する。

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 この構成は以下のようにSDK切り替え時のために用意されている。

$テン*シー*シー-4

 フレームワークの情報を表示させるとパスタイプが「既存のSDKを基準」となっていることからもSDKの切り替えに連動するらしいことは予測できる。

$テン*シー*シー-5

ただし、ここで表示されているフルパスはあてにならない。SDKを切り替えても、特に変化しない。変化はしないが実際は適切なSDKのフレームワークが使われているいる。

 Xcodeバージョン3.2から上述したようなフレームワークの選択方法になったのは、この点の紛らわしさを解決したかったからではないかと思われる。

 もし3.2以前のXcodeを使う場合に、複数のSDKフォルダがあり、どのフォルダのフレームワークを使えばよいか悩む時は、既存のフレームワークを選びコンテキストメニューからFinderに表示メニューを選べばよい。

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 これで設定されているフレームワークの親フォルダがわかる。

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 フォルダを直接ドラッグし「グループとファイル」リスト上にドロップしてもかまわない。
 この場合、表示されるダイアログはデフォルトを選んでおけばパスタイプは「既存のSDKを基準」となる。

$テン*シー*シー-4