おもろいもんは何回観てもおもろい。
ただ、今回はなぜか少し感動してしまった。
おバカなだけの作品ではなくて、
何か琴線に触れるものがある。
ほんまに最高のコメディ作品です。
cozy
先日、和歌山県田辺市を訪問して参りました。
映画産業と地域活性の連繋に興味のある小生にとっては
非常に興味深い経験でしたので、
簡単にレポートしたいと思います。
田辺市は白浜と近接するリゾート地ですが、
観光名所として名高い白浜に比較して
観光産業が充実しているとは言い難い状況にあります。
それを打破するため、
当市の商工会議所を中心として
地域活性のプロジェクトを多数実行する試みが展開されています。
1.フィルムコミッション事業
映画「幸福のスイッチ」ロケを皮切りに、
映画撮影ロケ地として積極的に誘致し、
全国的な知名度を上げようというコミッション事業が開始されました。
映画撮影時に多くのスタッフが宿泊、食事をすることによる短期的なものと、
映画公開による観光客の増加という長期的なもの
の経済効果が見込まれます。
2.田辺映画祭
こちらも「幸福のスイッチ」公開に合わせて開始されたプロジェクトで、
映画祭を10月初旬に開催。
現在東京国際映画祭とのパートナーシップも確立し、
規模拡大を画策中。
他の映画祭との連繋も密に取られており、今後の発展に期待大。
開催期間中によさこい踊り、花火大会も併催。
3.イルカ誘致プロジェクト
田辺のビーチにイルカを誘致し、一般公開予定。
将来的には鬱患者や自閉症者を対象としたドルフィンセラピー施設を建設予定。
このように、全国的に見てもかなりユニークで活発な活動が展開されています。
以下個人的に興味深かったトピックをピックアップ。
・自治体負担と波及効果測定
映画誘致にしろ、イルカ誘致にしろ、自治体側がお金を先行投資して
実現していくことになります。
当然持ち出しの資金では限界があるので、
市や県、国からの補助を受けたり、地元市民から寄付を募る
などの資金調達活動が必要になります。
その際、やはり文化的な計画(特に映画ロケハン誘致)というものは
長期的な経済効果というものは計算の中に折込みにくく、
なかなか周囲の理解を得ることが難しいという風におっしゃっていました。
「あの映画のロケ地になった」というのは、将来的に少なからず影響を
もたらしうるとは思うのですが、なかなかビジネススキームに組み込む
となると難しいものがあるのですね。
・地域活性の担い手たち
そのような難しい状況にありながらも、
田辺市の実行委員の皆様はとても元気で明るく、田辺のことを
本当に活発にしたいと考え、行動していらっしゃいます。
それぞれの本業を活かし、本業の合間を縫って精力的に
活動を展開していらっしゃる姿には、尊敬の念しか抱けません。
逆に言うと、本業以外にも頑張ることができるものがあるから、
これだけ充実して見えるのかもしれないと思いました。
みなさん平日にも関わらず、深夜2時まで焼酎を一気飲みしまくる
猛者たちばかりです。
翌日の朝にお会いすると、皆さん一様にケロッとした顔をしていて、
見ていて清清しかったです。
・映画プロデューサーというお仕事
某社のプロデューサーの方がロケハンにいらっしゃっていて、
たくさんお話を聞かせていただきました。
いくつか印象的な言葉をいただきました。
「映画は終わらない祭り」
「プロデューサー業は社長業」
「本業以外でも映画を撮れ」
「伝えたいことよりも、どのようにして伝えるかに腐心せよ」
とても物腰の柔らかな姿勢で田辺市民の皆さんから愛されながらも、
サラリーマンプロデューサーとしての覚悟を垣間見せる
B氏に深く感銘を抱いた次第。
またロケハンの際にはよろしくお願いします。
とにかく刺激的で勉強になった小旅行でした。
小生は上記3プロジェクトいずれにも参画協力することが決定。
最終的には田辺活性事業のドキュメンタリー映画を完成させたいと考えております。
また進展しましたらレポートしたいと思います。
cozy