数日前に、息子が乗るセローのセルが回らなくなったと
週末、押し掛けにて何とか帰省してきたセローの電圧を確認すると
押し掛けにてエンジンを掛けて測定しても、+0.2VほどのUPのみ
半年ほど前に、ステータ&チャージコイルの不具合を修理したばかり(ステーターアッセンブリ交換記事はコチラ)
念の為、ステーターコイルをばらして目視確認しましたが、
焦げ等の不具合は見受けられませんでした
前回は、故障して使えなかったテスターを新規刷新したので、
念の為に、ステーターコイルとピックアップコイルの抵抗値を確認
ステーターアッセンブリから出ている配線のコネクターは、シート下に
あり、上の2ピンがピックアップコイル、下の3ピンがステーターコイル
ピックアップコイルの抵抗は 609Ω テスターの単位はKΩ
規定抵抗値:656~984Ω なのでチョイ低めですが大丈夫そう
ステータコイルは、チャージコイル1と2があり、コイル1の
茶線(+)、緑線(-)では、745Ω(規定値:600~900Ω)でOK
コイル2の黄線(+)、緑線(-)では、
615Ω(規定値:472~708Ω)でOK
抵抗もあり、値も同じようなレベルなので大丈夫そう
症状を整理すると、
①バッテリー電圧10Vほど
②押し掛けでエンジンが掛かる
③エンジンが掛かれば電装系は使用できないものの長距離走行は可④ステーターコイルの問題なし
⑤レギュレーターも問題なし
以上より考えられるのは、バッテリーのみ
ビューエル(ハーレー)用の予備バッテリーを用いて、
確認した所、 問題なくエンジン始動 電圧も14~14.5VとOK
検証の結果、原因はバッテリーのようです
試しに充電した後、しばらく放置し電圧計化を見てみると、
みるみる電圧が降下しました バッテリー劣化ですね~
週末明けには息子も帰還するとのことで、サイズが近しいFTR223の
バッテリー(ユアサ YTX 5L BS相当)移設で対応することに
セローのバッテリースペース(ユアサ YTX 7L BS相当)では、
バッテリー高さ分の隙間が生じるため、発泡スチロール材で底上げし、
バッテリーを搭載~配線をおこない、電圧の最終チェックもおこない
無事に電装系不具合の処置が完了しました
P.S.夏場の作業はあちぃ~