いろいろあって数年間中島みゆきから遠ざかっておりました。


新作はチェックしておりましたがお気に入りの曲などは聴くのを避けていました。


最近はどっぷりと聴き直しております。


生きる伝説のような存在ですが相変わらず新作、ツアーと精力的に活動されています。


最近はカバーされることが多い印象です。

「糸」に関してはカバーの方が多くの人に聴かれてるかも?


なぜか?


それは私がここ数年のキツい時期に中島みゆきを聴くことが出来なかった理由と重なるのではないかと思います。


本物だからかもしれません。


本物なので痛いのです。

向き合うとグサグサ刺されて血まみれになる。


いや、中島みゆきはいつも優しく寄り添うような曲を出している。


しかし本当に辛いときは「重き荷を負いて」のようなストレートな強い曲を聴くことが出来なかった。

曲の強さに向き合えない状態でした。

優しい曲であっても聴くと崩れてしまいそうで聴けなかった。


いま久しぶり聴くと昔よりさらに染みるようになった。


天才中島みゆき。

しばらく全作品を聴き直そうと思います。



2007年のツアーを収録したライブDVD「歌旅」


「糸」「ファイト」「誕生」そして「重き荷を負いて」など珠玉の名曲が目白押し。


ステージアクションも例えばキースリチャーズと同列で語って良いほどいちいちかっこいい。


「ファイト」で両手を広げて歌い上げる姿は女神そのもの。


一曲目の「御機嫌如何」などはロックコンサートのオープニングとして歴史に残る名演。

他にも見どころ万歳の全人類必見のライブである。


添加物なしの本物なので最初こそとっつきにくいかもしれませんが一度味を覚えたらもう戻ることはできません。