ライブエイドから30年。

と言っても30年前の自分は8歳。ドラゴンボールの新刊
(3巻ぐらいだろうか)とドラゴンズに夢中になっていたころ。

その85年、クイーンがロック史に残るパフォーマンスを行った。

伝説のライブエイド。

前置きが長くなるがライブエイドとは
「20世紀最大のチャリティーコンサート」
と呼ばれており、アフリカ難民を救おうとの呼び掛けに応じて
豪華なミュージシャンが集まったもの。

ドキュメンタリー映像や海賊版で断片的に見た事はあったが
さすがYou Tube、全編ノーカットで当時の映像を見ることができる。

仕事中の方は、背後とボリュームに注意するか
帰宅してからじっくり最後まで見ていただきたい。

自宅にいる方も家族が寝静まってから集中して見ていただきたい。

当時のクイーンはメンバー間の不仲や売り上げの低迷で
解散の噂が絶えなかったという。

久しぶりに自宅にあるクイーンの書籍を見直すと

このコンサートのオファーを受けたあと、
「20分という短い持ち時間のために入念なリハーサルを行い臨んだ」とある。

フレディーは常に最高だが確かにこの日はまた格別。

メンバーも「フレディはすべてを新しい次元に持って行ってしまった」と
述懐している。

当時の新聞も出演者も「主役はクイーンだった」と絶賛。

新しい膨大なファンを一夜にして獲得、レコードも売れ
スタジアムライブは常にソールドアウト。

クイーンのターニングポイントだったといって間違いない。

登場シーンの小走りはいきなり笑えるが。

曲目もボヘミアン・ラプソディ」から聴いた事のある
曲を出し惜しみなく連発。

途中で勘違いしそうになるがこれはクイーンのライブではない。
クイーンのファンも当然いるがあくまで出演者の一組だ。

最後の「We Are the Champions」ではいつものクイーンライブでみられる
群衆が手を挙げ波打つ感動的な光景。

居合わせたすべての人の心を勝ち取ったという確信に満ちた
フレディの表情。

繰り返すがこれはクイーンのコンサートではない。

そんな必見の映像です。



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クイーンのあとに出たポール・マッカートニーの
「Let it Be」も素晴らしい。
珍しくラフな歌い方をしているように聞こえる。

途中からコーラスにボウイが!