田中武夫・高木亜希子・藤田卓郎・滝沢雄一・酒井英樹(2019)「
英語教師のための「実践研究」ガイドブック」大修館書店
上に示した本を読みながら、書いていくことにする。
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目次
第1章 実践研究をはじめよう
第2章 さまざまな実践研究を見てみよう
第3章 問いを立てよう
第4章 データのタイプを知ろう
第5章 データを収集しよう
第6章 データを分析しよう
第7章 データを解釈しよう
第8章 実践について語ろう・話そう・書こう
第9章 実践研究をやってみよう
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第1章 実践研究をはじめよう
実践研究には「実践の現状を理解すること」と「実践上の課題を改善すること」の2つの目的がある。⇔学術研究では、特定の授業だけでなく、より多くの教室に適用できる一般化された治験を生み出すことを意義としている。
第2章 さまざまな実践研究を見てみよう
本研究は「自動に目的意識・相手意識を持たせ、考えながら伝え合うタスクを行うことで、どのような成果と課題が見られるのか」
本研究は「生徒が話す内容や表現を主体的に選択するスピーキング活動の導入を目指して、研究協力者であるメンターと対話し、実践を省察しなが授業改善を行うことで、どのように教師と生徒が変容したか」を明らかにするための研究である
➡メンターが必要
本研究は「英語を多用して授業を進めることで、生徒にどのような変化が起こるのか」を明らかにするための研究である。
➡日誌(リフレクション)の分析
本研究は「より深い読解を促すために取り入れた各活動は、物語文の読み方にどのような影響を与え、各活動を生徒はどのように受け止めているか」を明らかにするための研究である。
➡質問紙、授業の感想、英作文
➡書く作業は読みを深めさせるらしい。
本研究の問いは「協同的なライティング活動の授業において各学習者がどのように学んでいるか。英語の習熟度別(上位・中位・下位)グループで、教師の仕掛けや工夫により、伸びたり伸びなかったりした理由や原因は何か」であった。
➡授業の映像記録にもとづいた課題の整理、英作文、質問紙
本研究の問いは「英語が苦手な生徒を対照に、タスクを中心とした授業を実践することで、どのように生徒の情意面と英語運用能力が変化するか」であった。
➡授業の観察記録を授業中、授業後に毎回記録。インタビューを協力が得られた生徒に実施。英語運用能力と情意面の変化を量的に測定するためにテストと質問紙調査を実施、開始前、開始語に実施。
➡観察記録とインタビューはコーディングで質的分析、質問紙は平均値、標準偏差、効果量の算出、テストは流暢さ、統語的複雑さ、語彙的複雑さ、正確さで量的分析。
本研究の問いは「主体的なテキスト理解を促すことを意図した英語読解授業において、学生の読み方への意識がどのよに変容するか」であった。
➡自由記述型質問紙+インタビュー1名。
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以下、読みながら、自分のリサーチデザインを作り込んでいく。
第3章 問いを立てよう
2.1 問いを立てるプロセス
2.2 よい問いを立てよう 「重要性」「明確性」「可能性」
2.3 問いの重要性を高める
− 「これまでの指導が定着を目指すあまり、目の前の児童・生徒が英語を用いた思考力・判断力・表現力を十分身につけていない」⬅⬇あらためて共通の課題なんだな!
− 「表現活動の内容が限られていたため、主体的にコミュニケーションを行おうとする態度が十分に育っていなかった}
− 授業を見る観点「目標の設定」「児童・生徒の把握」「教材の解釈」「方法の考案」
➡「児童・生徒の把握」心情・動機・認識のような目に見えない内面的な状態
➡「教材の解釈」どのように教材に指導内容を関連させているか。
➡「方法の考案」どのような活動の展開を考案しているか。どbのように教師は学びを支援しているか。
2.4 問いの明確性を高める
「問いの中で使われているキーワード(用語)が具体的に何をさしているのかを考えてみましょう」
表7 教科内容に関する知識の例:英語科で指導すべき内容
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シラバス |
言語の捉え方 |
指導内容例 |
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語彙 |
語から成る |
母語とは異なる語彙を身につける |
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文法 |
規則から成る |
ボトとは異なる形や語順を身につける |
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場面・話題 |
定型表現から成る |
会話に役立つフレーズを身につける |
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機能(働き) |
意思疎通の道具 |
コミュニケーションのための言語使用 |
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タスク |
課題解決思考の道具 |
課題達成のための既習知識のフル活用 |
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文化 |
異文化理解の窓口 |
自文化・異文化の比較 |
表8 学習者に関する知識の例:言語習得のプロセス
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音声情報 |
文字情報 |
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インプット |
聞いて意味を理解する |
読んで意味を理解する |
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気づき |
音声情報中の形式に気づく |
文字情報中の形式に気づく |
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インテイク |
新たな形式を知識に蓄える |
新たな形式を知識に蓄える |
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アウトプット |
メッセージを話して表現する |
メッセージを書いて表現する |
表9 方法に関する知識の例:言語習得のプロセス
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展開 |
主な目的 |
活動例 |
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プレ |
テキストの導入 |
◯新語導入 ◯文法事項導入 ◯背景知識の活性化 |
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イン |
テキストの理解 |
◯発問 ◯黙読 ◯応答 ◯意味・構文等の確認 |
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ポスト |
テキストの活用 |
◯理解確認 ◯音読 ◯内容要約 ◯表現活動 |
➡とにかく、さまざまな活動を分類し、絞り込むことが大切であることがわかった。
➡各項目に対して、どのような参考文献があるのかのレファレンスがあった。
2,5 問いの可能性を高める
「問いに対する答えを出しやすくするためには、問いの中に含まれる要素を1つひとつ精緻化することが大切」
「協同的なライティング活動において、英語の習熟度の異なる学習者で活動した場合、教師の仕掛けや工夫の違いにより、表現力が伸びたり伸びなかったりする理由はどこにあるのか」
コラム 学術研究における先行研究を調べる目的
1.背景知識や理論的視点について学ぶ
2.これまで何が明らかにされているかをしる。
3.自分の研究の位置づけを明確にする。
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問いのきっかけ「全統模試の記述問題が白い生徒が大半であったことにショックをう受けた」➡「活用できる英語として英語が身についていない可能性がある」
➡記述式の試験を課すIBの指導法が援用できる可能性がある。
問い「国際バカロレア『言語B』の教授法である探究型の授業を実践することで、どのように生徒の英語運用能力が変化するか」
題目「国際バカロレア『言語B』の手法を援用した「思考力・判断力・表現力」を育成する英語教育の実践―自由英作文の回答率に着目して-」
RQ1 学習指導要領に示される外国語(英語)の「教科の見方・考え方」は何であり、それをもちいて何が「探究」されるのか。どのような手立てが推奨されているのか。
RQ2 「言語B」はどのような手立てを「外国語(英語)」に提供するのか。
➡ 英語で授業をおこなうことにはどのような根拠があるだろうか。
➡ 「言語B」の文法指導はどのような指導か。
➡ 「言語B」の内容理解はどのような指導か。
RQ3 「言語B」の指導は生徒の英語運用能力を向上させるか。
➡ 英語で授業を導入することにはどのような成果と課題があるだろうか。
➡ 「言語B」の外部評価を満たす文法指導は生徒の模試の成績を向上させるか。
➡ 「言語B」の基準で集めた複数の英文を多読することは生徒の構成主義的な学びを深めるか。
第4章 データのタイプを知ろう
1.実践研究におけるデータとは
2.どのようなデータをいつ集めればよいか
「どの分野を対象とするか決める」「対象者を誰にするか決める」「どのタイプのデータをとるのか決める」
サンプル「教師が英語を多く用いて英語授業をすると、生徒の認識や表現内容はどのように変わるか」➡「英語使用に対する生徒の認識」
表1 分野ごとのデータ収集
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分野 |
データの収集方法 |
データの具体例 |
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1.能力・知識・技能 |
テスト・課題 |
スピーキング活動での発話語数 ライティング活動での英作文 |
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2.心情・動機・認識 |
質問紙 インタビュー |
英語使用に関する質問紙 インタビューから得た結果 |
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3.行動パターン |
観察 |
授業日誌 ビデオ録画 |
➡「どのように英語を使って授業を実践していったのか、(中略)どのような感想を持ったのか授業記録を残し、その記録をデータとして後で分析する」
➡量的の対象 テストの点数、英作文の文の数、文法の誤りの数、教師の発話時間等
➡課題改善型の問の場合は「前と後でデータを収集し、その結果を比較する」
第5章 データを収集しよう
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疲れたので、今日はここまでにする。