・テスト形式を変えることにより、どのような読解力を測ることができるのか
・英文の長さに応じて、どのくらいの数の問題を作成すべきなのか
1.質問タイプ
「本文の内容を問う質問」には以下の種類がある。
・パラフレーズ質問
・推論質問(因果的先行詞、上位ゴール、登場人物の感情的反応、因果的結末、道具、下位ゴール・行為、状態、読み手の感情)
・テーマ質問
・指示質問
・語彙問題
・文章構造質問
※質問タイプによって、測定できる「テキスト理解の深さ」が異なる。
テキストを読んで読み手の心内に記憶される痕跡を「心的表象」とよぶ。
「表層的記憶」➡「命題的テキストベース」➡「状況モデル」
p40 「リーディングという活動が単にテキストを読み取るという受動的な活動ではなく、書き手と読み手の積極的なコミュニケーションである」ことを考慮し、「テキストの表面的な理解だけでなく、書き手の意図を学習者が正しく理解できているかどうかを測定できる」テスト
※さまざまな質問タイプをとりまぜることにより、「どのような能力が欠けているか」知る指標にもできる。
2.多肢選択式は偶然性の高い問題?
・正答選択肢の中に新出の単語がある場合
・もっともらしい錯乱肢がある場合
・質問文の長さ
・答えの情報の位置
・語彙の重複、文の長さ、パラグラフの長さ、修辞構造、否定形の有無、指示対象、パッセージの長さ
※選択肢のないテストにも難易度がある。(割愛)
3.解答プロセスの得点化
多肢選択式の当て推量の解答を防ぐためには
・不正解の選択肢を選ばせる(選択肢数マイナス1点の減点とする?)
・正解を複数選択させる
※英語教育においては、多肢選択式リーディングテストの解答方法を調査した研究は少ない。
4.リーディングテストにおけるテキストの長さと問題数の関係
リーディングの設問は問題数が少なくなりがちで非効率的な傾向がある。
解決策としては
・テキスト内での単語の意味を問う語彙問題
・指示語の内容を問う
☜文章のメインアイディアを問う問題以外の設問を含めることで問題を増やす
・クローズドテスト(文章の中の単語を決められた語数ごとに空欄にしてその空欄をテスト受験者が埋める)
・「以下の選択肢のうち、文章の内容に合っているものをすべて選んで記入しなさい」
5.質問や選択肢のない問題:空所補充問題が測定するもの
クローズドテスト≠空所補充テスト(削除間隔は5~6語以内)
!適切な代名詞を入れなさい、という問題はどうであろうか?!!