大型二輪のお金を払い込んで初回の予約を入れてきました。心配していたあんしんパックの年齢上限は自分の学校は60歳で料金はプラス8800円だったのでセーフ。これに卒業生割引が入ってずいぶんお安くなりました。


年齢制限がひっかかっても絶対に申し込む心づもりでした。卒業してから練習しようとすると、ライディングスクールはもとより、誰も教えてくれないレンタルバイクだって1回1万円することを知った今、マシン貸してもらって教えてもらって1時間3000円て破格じゃないですか。10回習ったって3万円。ライザップだったら10万円、楽器だって英会話だって単価はその2倍以上するよ。そして、そういう習いごとは卒業もなくものすごくうまくなるというわけでもなくただ無限に支払いつづけることになる。我流で楽しむこともできるが、それでもどうせやるならより良くなりたいと技術の向上に投資する、これがオトナの趣味。


大型に乗る必要はあるのかと聞かれたら万が一 650 くらいならなくなくなくもないかもしれない、と弱気の回答はする。しかし、教習車以外のバイクを経験して、教習所ではどのサイズにも通用する普遍的な性質を利用して乗る方法を教えていたのだと分かった。車体が大きくなると足をついたり身体で持ちこたえたりみたいな小手先の誤魔化しが効かなくなる。125 に乗るのに 400 の知識は殆どいらない。だから、原付で 125 まで運転 ok に法改正されても違和感はないという話になっているのだろうし、それでやっていけるのだ。


やっていけると分かってなお、続ける自分のとりあえずの目標点は、たぶん「なるほど、これはこういうものか」と納得するところなのかもしれないと思えてきました。普通二輪ではそれが感じられない状態で放出されてしまい、教習車以外のマシンに応用が効かないという不幸がありました。次はそのようなことのないよう、不確かなままで前に進まされてしまわないように、各課題で何を習得しようとして教習が行われているか理解し、目的を果たすことができれば細かいところはどうでもいいみたいなクリアの仕方はしないでいきたい。


それにしても、普通二輪の検定に合格して免許を取ったのがちょうど1週間前とはとても信じられない。ずいぶん時間が経ってしまったような気がする。というか、実際、そうなんだと思う。これが、なにかをやり遂げたあとに見える地平。なにかができるようになるのはそれ自体楽しいけど、 実はこの景色を見たいがためになんかいろいろ頑張っちゃってるんだと思います。ではまた。