香港でルルレモンのヨガマットを買うが、このところの円安で2万円。
国内で買えば、もう少し前のレートで計算されているらしく1万5千円であったことを機内で知った。
仕方ない、それでも、今のタイミングでなければ、もう交通費をかけて表参道まで出向いて買うことはなかっただろう。
仮に赴いたとしても、もっとたくさんの選択肢があって、迷っただろう。
マンドゥーカにするかどうかとか、店以外の他の選択肢も考えてますます迷って買わなかったかもしれない。
実際、ひとつ持っているわけだから、余計にはいらないのだ。
でも、RYT200という資格を得て、ちょっと専門的になった人としてのしるしでよいではないか。
家族へのお土産は、チョコレート2箱(うち1箱はリンツ)、アロマオイルとスティックを空港で買った。
それでは足りないかなと思ったので、ウブドマーケットで買った玩具の楽器(木琴と鉄琴)、キーホルダーも差し出す。
そういえば、ウブドでは自分のためにヨガウェアも買った。
上下で5000円するウェアで、本当にこれが発展途上国の価格なのかと疑いたくもなったが、生地もしっかりしていたし、日本で買ったら同じ品でももっとするだろうと信じられたので、それでよいことにした。
この買い物はちょっと楽しかったので付け足しておくと、ウブドマーケットから一方通行で下に向かう通り沿いに、ヨガウェアの店が両サイドにあるエリアがあって(外国人旅行客がぎゅうぎゅうの店などもあった)、たまたま入ったその店で商品の生地に触れたらその店のアイテムに一目ぼれしたのだ(お洋服は生地で分かる)。
さっそくいくつか試着をお願いして、そのうち、これは足がスッとして見える(お洋服はシルエットである)パンツを見つけ、そこから店員さんにトップスを合わせてもらう。お洋服を買う楽しさは、この店員さんとの掛け合いだと思う。日本でも店員さんにお願いするのが大好きで、そこから、ここが好き、ここはいやと文句をつけて、文句をつけた以上はちゃんと言い値で買うのである。これは、店員さんの職業的な腕前に対するリスペクトだと思っている。
「良い品で満足のいく買い物だった」と伝えると、値引きをしないポリシーのなかで税金分を抜いてくれた。これが人のこころだよな。
というわけで、座りのわるいままに「ヨガアライアンスの旅」の記録を終えようと思う。最初のテーマにしようとした「背景」には考察を深めることもないまま、というか、具体的なアサイメントが多くて形而上的に考える余裕はなかった。そんなことに時間を割くならただ眠る時間がほしかった。
なんなら、これは「如何に眠ったか自慢」のブログになったかもしれない。昔、英語の技術を身につけようとしていたころは、仲間同士、「如何に眠らなかったか自慢」をしたものであるが、時代がユルになったのか、あるいは自分がユルになったのか。ていうか、ブラックはイヤよね。
そういう意味で言えば、結局、民俗芸能は2つ見に行くことができたし、食べたいと思うものを食べることができた(フレッシュヤングココナツは5コくらい飲んだ)。過ぎゆく時間のなかで、今をつかまなければ時は失われてしまう。このような自分でありながら受け入れられて過ごせたこともとても自信になった。関西組のみなさん、本当にありがとう。また、見る人が見るとおもしろい自分を作り上げていることが分かったのもよかった。自分に正直に生きるのは日本に戻れば軋轢も大きいが、だがそれも越えていける。
読み直して加筆するかもしれないけれど、今回はここまで。ではまた。