1.本文の内容や言語材料の知識(理解)を測るテストの具体例
・英文を読む力を下支えするものとして、授業で学んだ語彙や文法の知識が定着しているかどうかを測る問題は必要
➡本文の英文を¥津j会、語彙や文法の知識の定着を効果的に測るテストの例
1)クローズドテスト
案2 選択肢を与える
案5 「次の文章には、下の4つの語が抜けている。本来入るべき場所を指摘しなさい。解答欄には、それぞれの語が入る場所の前後の単語を書きなさい」
➡文脈について考えることを期待するのであれば、機能後ではなっく、名詞や動詞といった内容語をぬきだすほうがよい。
2)誤りを指摘し、訂正する問題(割愛)
2.教科書本文をそのまま使用するさいの工夫
1)既読の英文から初見の英文を作り出す問題
・学習した語彙・文法事項・リーディングストラテジーを駆使して 自分の力でテキストの意味を構築する力が求められる
➡英語リーディングの授業では「自立した読み手」を育てることが求められる
例 選択肢を一度も読んだことがない英文ですべてを構成する:「下線部a-eの内容を表しているもの/もっとも近い意味をそれぞれ選びなさい」
2)消えたパラグラフの内容を復元する問題(割愛)
3.サマリーや原典の使用による、テスト問題の具体例
1)本文をサマライズした英文を使用する問題
・オーラルイントロダクションの活用
・英問英答の活用➡質問文を工夫することによって本文では受動態のものを能動態で答えさせる(パラフレーズ)もできる
例 「下の文章を読み、空所に入るのに適している語を解答欄に書きなさい。ただし、与えられた語から始めること」
例 誤りを指摘し、訂正する
2)原典をテストで使用する
例 未知語の意味を類推する問題
例 パラグラフ内の文章の並べ替え:「次の3つの文章は、ある段落の文章を並び替えたものです。元の順番になるように並び替え、その記号を解答欄に書きなさい」
4.初見の文章を使用したテスト問題の具体例
・本文と関連する英文を選ぶ
・未習語を減らす(5%以内)
・本文の内容と相反する事実であったり、異なる視点や意見について書かれたりしている英文を選び、リライトし、テストで使用する
※初見の英文をテストで使用する目的は、授業で扱った英文を読むためのポイント(ディスコースマーカーの知識や指示語が表すものを理解したり、未知語を推測したりする力)を理解しているかどうかを測ること
例)英文の要旨を問う
例)指示語や代名詞の内容を問う問題
例)英問英答☜文法ターゲットの文法を使って問う
例)サマリーを書いたり、意見を書かせたりする問題
5.特定のジャンルにおける文章形式・語彙・文法を¥活用した言語活動と評価の流れ