本日より冬休み。まずは一回分。
9時45分リスニングから始める。
IELTSのリスニングパートは4セクションから成っている。
セクション1は日常の会話から情報を書き取る。主に数字とスペル。書き取るというところが新鮮。しかも、ひとつのアンダーラインに2単語入ることもある。
内容は難しくない。1回目はホテルの予約をめぐって客とフロントが会話するという場面設定だった。しかし、解答者を混乱させるためか、これがイギリス人なのか、客もフロントも余計な情報を付け加えてくるので、正解を話すまでが長い。それなのに正解は1度しか話されないので、シンプルに話を聞くのが苦手な人につらい問題であろう。
自分は10問中7問正解だった。敗因はまず、ブリティッシュアクセント。区切って話すスペルのイーがエーに聞こえるとはよ。また、番号がアルファベットと数字のコンビネーションとなっている場面で、自分は数字だけだと思う先入観で情報を逃してしまった。このようなこともあるのかとこころのメモに書きつけた。
セクション2はラジオから情報を書き取る。自分は同じく10問中7問正解。敗因は、情報を整理された表に書き取るのだが、すべての情報が必ずしも表に示された項目の順番に話されないことを知らなかったことにあった。このミスを防ぐには、音声が流される前の短い準備時間に項目の理解から始めるとよいのではないかと思う。次にいかしたい。
セクション3は学生の会話から情報を書き取る。前半がセンテンスのブランクを埋める、後半が表に示された文のブランクを埋めることになっている。
自分の正解数はなんと10問中4問。これは、ちょっと由々しき問題である。ちょっと頑張らなくてはならない。敗因は、問題に示された穴のある英文が読まれる文章のパラフレーズになっている点である。そのとき聞いているその文が設問の文なのか確証が持てないままなんとなく聞いていると場所を過ぎているといった次第。でも、もう一度聞くと、書き取るところはみな、元の文と同じ単語が使われていた。だから、他の部分はパラフレーズされると知って聞くとまた結果は変わるかもしれない。また、ひとつの穴に1単語入ったり2単語入ったりという不確定なところがいまいち分かりづらい。1単語目をキャッチして、2単語目も捕まえたはずだが、答えを書き入れるときに同様の内容を表す表現のうち、どれだったかを分からなくなってしまったのは痛恨であった。
セクション4は講義の内容を聞き取る。前半は内容に関する選択問題、後半は要約文を書き埋める。自分の正答率は10問中6問であった。セクション4は高いレベルの語彙が織り込まれていて、それが内容的に腹落ちしているかどうかを試されていると感じた。自分はfeed onという熟語にやられた。あとは、イージーな言葉でもっと端的に表してもよさそうなところををわらわらと重ねて説明するので、そこを話し手の話すとおり、丁寧になぞる、ひもとくのが大事かなと感じた。もとより、セクション4は自分にとってちょっと難しめかもしれない。でも、留学して講義を聞くとなれば、これが聞き取れなくては学業にならないわけだから、少し訓練しなければなるまい。この部分については、リスニングするよりもそれなりの内容のリーディングの数をこなすのが先決というのが自分の現状であろう。
以上で一回分のリスニングを終えたが、思い返すに、10年前にTOEFLを受けたときも大学の講義風のコンテンツが含まれていたが、ノー勉で挑んで、まーよくもなく悪くもない成績をおさめたという過去がある。そのときと比べると、ちゃんと準備をしている自分がいることに驚く。
安い試験でもないし、留学に直結する資格であるので、ある程度のスコアはおさめたいと思う。万が一、自分の人生に何があっても、札を準備しておけばいかようにもなる。どう使わなくても、隠し球は夢をつむぐから、現状が辛くなった場合をやりすごす拠り所にもなるという感じ。
というわけで、第1回目のリスニング終了。あとリーディング、ライティング、スピーキングが残っているから、これもまた結構な仕事量であることも理解した。しっかりやっていこう。ではまた!