池上彰（2022）「
池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ～ロシアに服属するか、敵となるか～
」小学館
世界情勢について理解を深めたいと考えて読んだ。
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目次
第１章 ソ連中央に支配された連邦の国々と東欧
第２章 ソ連が崩壊し、１５の共和国が誕生した
第３章 ロシアの脅威に身構えるバルト三国
第４章 「スタン」の名がつくイスラム諸国
第５章 ロシアにすり寄ったベラルーシ、侵攻されたウクライナ
第６章 EUとの溝が深まるポーランドとハンガリー
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旧ソ連の国々
ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ
コーカサス地方（ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン）
カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギス
バルト三国（エストニア、ラトビア、リトアニア）
東欧の国々 東ドイツ、チェコスロバキア（チェコ＋スロバキア）、
連合国側 ポーランド、ユーゴスラビア（７カ国＝スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、コソボ、北マケドニアに分裂）
枢軸国側 ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、アルバニア
指導者
旧ソ連 レーニン、スターリン、（マレンコフ）、フルシチョフ、ブレジネフ、
（アンドロポフ）、（チェルネンコ）、ゴルバチョフ
ロシア エリツィン、（メドベージェフ）、プーチン
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【感想】
歴史と地理的な関係を行き来しながら説明されており、多くを網羅していて内容が濃い。読んでいるときは筆者の語り口に促されて理解したような気になったが、「結局コーカサス地方の国々とロシアとの歴史的または地理的関係は」と問われると記憶に朧だ。なので、以後、章ごとにもう一度まとめてみたいと思う。
The book is rich in content, covering a lot of ground, as it is explained by moving back and forth between historical and geographical relations. While reading the book, I felt as if I understood it thanks to the author's narrative, but when asked, "In the end, what is the historical or geographical relationship between the countries of the Caucasus region and Russia?" the answer is unclear in my memory. Therefore, I will try to summarize it again chapter by chapter below.
ざっくり言うと、「貧富の差がなく、誰もが生活を保障される社会」という言葉の響きは理想的だが、その結果が現在の紛争を生むことになったというのはまったくの皮肉に思われた。
To put it simply, while the phrase "a society where there is no disparity between rich and poor and everyone is guaranteed a livelihood" sounds ideal, it seemed utterly ironic that such a society has resulted in the current conflicts.