本日は第3章後半について概略する。目次は以下のとおりである。
3 CEFRJ-RLD資料に基づく指導・教材作成
Q20 CEFRJ Text/Grammar Profile を教科書作りにどのように活かせるか。
Q21 CEFRJ Text/Grammar Profile を教材開発にどのように活かせるか。
教科書作りに対して CEFRJ Text/Grammar Profile は小中高と一貫したカリキュラムに則った文法指導を可能とし、校種接続を容易にする。特に、文法事項の受容と発信にはラグが生じるので、受容させる時期を一定の間設け、それから発信するために訓練する時期を設定するなどの工夫が考えられる。
また、教材開発にあたっては、たとえば、ライティングにあたって生徒に与えるモデル文を自分で書くときに、生徒のレベルに合わせた文法事項を盛り込むことなどが考えられる。