水槽内のお水のお話
...で書いたようにアクアリウムの最大の敵は、何といってもコケ・苔です
このことに異論はないはずです
YouTubeにもたくさんのコケ対策やら発生したコケの除去方法的な動画があります
でもさ、
「そもそもコケを生やさないようにすればよくね?」
ってことに行きつきます
「それが出来れば苦労はしない!」
分かりますよぉ!
皆さん試行錯誤を繰り返してますよね
「このろ材を投入すればコケの発生をかなり抑制!」
投入 → 効果が全くない。
「この液体を投入すればコケが発生しなくなる!」
投入 → ウソつけ!
何をやっても効果がない・・・
そこで”ヤマトヌマエビ”100匹投入!
とかのやけくそ動画も見たことあるけどw
そもそもコケが生える要因は何なのか?
これを考えましょうよ
皆さん、飼育水のベースは何を使用しています?
ほぼほぼ大多数の方は、自宅の水道水をお使いのはず
・・・でしょ?
そもそもこの水道水がNG、ダメなんですよ
特に都市部にお住まいの方々の地域の上水道水は、かなり汚れています
”汚れている”
「えぇっ!ちょっと待って!ワタシの日頃飲んでいる水道水って汚れているの!?」
「だってすごく透明だよ!」
でも、その上水道水は・・・
「そぉ~です!汚れているんです!」
実は、現在の上水道水に使われている水の浄化性能は、昔に比べれば飛躍的にアップしています
ワタクシが住む地域の浄水場が全国的にも悪名高き浄水場で、ひと昔まえまでは”カルキ臭く”てとても飲めたものではありませんでした
それが今では、カルキ臭さもなくなり、普通に飲めるまでになっています
Made In Japan
恐るべし!
それでも、この上水道水は汚れているんです
物理的に汚れは濃し落とすのはもちろんですが、水質もかなり浄化されるようになってきています
ただ、アクアリウムの飼育水としては、それでも汚れているんです
その汚れている水を飼育水として使用し、その上、水草の成長を促す液肥やら生体の健康バランスを助ける「ナントカエキス」みたいなの飼育水に入れてませんか?
そもそも、この上水道水こそが、コケからみれば”ヒャッハーモード”の水なんですよ
TDSメーターで計るとワタクシの家の上水道水の値は200前半を表示します
地域によってばらつきはあると思いますが、おおよそ200程度の値は表示されるはずです
この値が高ければ高いほど汚れています(ここでは”汚れている”という表現を使います)
水は透明でも、水質の観点からみれば、コケが大好きなリン酸、珪酸、亜硝酸・硝酸などが、すでにコケが発生する程度の濃度を含有してたりする。TDS値200程度の数値はこの汚れが原因
そこへいろんな液肥やら怪しげなエキスなんて投入したらコケにしたてみたら、最早パラダイスです
「じゃぁ、雨水でも使えっての?」
それも一つの手段かもしれません
もしくは井戸をお持ちのクッソ田舎住み家庭なら、井戸水を使用するのもいいでしょう
また、渓流が近くにあるご家庭なら、渓流の水を運んできて飼育水に使用するのもいいでしょう
でも、ほとんどの方が、都市部にお住まいで、汚れた水道水に塩素抜き剤で塩素を抜いた水を飼育水として使用しているはず
「どぉ~にもならんじゃん・・・」
”どぉ~にもなるんです!”
RO水浄水器を使えばすべて解決します
ちょっと尺が長くなってきたので・・・
つづく(コケのないアクアリウムを目指す!③へ)