武曲 MUKOKU。 | 安田美香オフィシャルブログ「座布団くださいっ」Powered by Ameba

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6月公開の映画『武曲 MUKOKU』

試写を見てきました


何といっていいのか…

言葉にならないくらい大きな衝撃を受けてます


しかもジワジワと

翌日

翌々日と

ボディブローのように効いてきます
 

生き物みたい


見ている方も

雨に打たれたり

血を流したり


なにかに取り憑かれるような 

生々しい映画です



公開を心待ちにしている方も多いと思いますので

詳しいことは書けませんが


愛と憎しみ

生と死

憧れと、あきらめ


人って

真逆の気持ちを抱えて生きていて

でもそのどちらも自分の中にあって


それに振り回され

戦いながら


どこかで乗り越えて

折り合いをつけて

なんとか危ういバランスで生きているだなって

あらためて思いました



主人公・研吾を演じるのは、綾野剛さん

すごかったです

演じている、とかじゃない

もう、研吾そのものでした



父を愛している

そして憎んでいる

その相反する思いを抱えて壊れてしまった研吾

親の教えは 幼い子どもにとっては絶大

でもいつか 疑問を持ち

親と自分は違うんだと気づく

でも、しみこんでるですよね
親の教えって…


そこで出会う少年・融


融は 過去の経験から

また あの年代特有の

 ”死へ向かいたいと願う気持ち”を抱えている


村上虹郎さんて すごい役者になっていくんでしょうね

観てて震えました

綾野剛さんと2人 存在感がすごかったです



剣道を題材にした映画というのも初めてみたので

とても新鮮でした

海外でもこの作品の虜になる方が多いのでは と思います



そして 監督の熊切和嘉くんは 同い年


日芸の大学院に通っていた時

安田は 本田隆一監督の作品に

役者としてよく参加していたのですが


本田くんは大阪芸大の卒業で

よく 大阪芸大の仲間と一緒に撮っていました


そのメンバーにいたのが熊切くん


本田くんの卒業制作作品

『東京ハレンチ天国 さよならのブルース』
(2000年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・オフシアター部門グランプリ)

の撮影に

熊切くんが手伝いに来てくれてたのを覚えています


あの頃は若くて お金もなくて

でも映画作りがすっごく楽しくて

みんな競いあいながら撮ってました



あの時のメンバーが活躍しているのをみると

本当にうれしい気持ちになります


熊切くんは この作品でまた1つ大きくなるんだろうなあ


同い年として、私も頑張らねばと思いました!

公開が楽しみです(^^)