ノーザンテースト
父:ノーザンダンサー
母父:ヴィクトリアパーク
母母父:ハイペリオン
ノーザンテースト大事。
ダビスタ的表記だとハイペリオンの4×3なのだが、
本当はレディアンジェラの3×2。
このレディアンジェラ、
セントサイモンと、
セントサイモンの父ガロピンの血が超濃度で凝縮されている。
『ノーザンテースト産駒は3度変わる』と言われるほど、
成長力に富んだ産駒が多かった。
ノーザンテーストの成長力の源は、
セントサイモンの血の影響が大きい。
母母父ノーザンテーストのステイゴールドの産駒の中で、
4×3のオルフェーヴルや、
4×4のウインブライトは早くから活躍しながら引退まで衰えを見せなかった。
ウインブライト5代血統表↓
近年、セントサイモン(或いはその父ガロピン)が、
ヘロド系にすり替えられていたのではないかと言及されています。
ヘロド系=バイアリーターク系ですから、
世界的なダーレーアラビアン支配の血統の中ではイレギュラー。
私は生物学や遺伝学はよく解りませんが、
種の保存の視点から、零細な血は強力に生き残ろうとする力を発揮します。
んで、
思い出したのが先週のビオグラフィーの母母父アンバーシャダイ。
アンバーシャダイはノーザンテースト×アンビオポイズ。
このアンビオポイズがトゥルビヨン~フライングダッチマン~ヘロド系。
セントサイモンの影響の強いノーザンテースト≒ヘロドが出会った事が良かったんだろうと。
アンバーシャダイは道悪で強いですね。
産駒のレインボーアンバーは不良馬場の弥生賞で1.7秒の大差勝ち。
ノーザンテーストの影響が強くなると道悪や重い芝で強い。
ステイゴールド×母母父レインボーアンバーのレインボーラインは、
キタサンブラックが勝った不良馬場の秋天で差して来た。
ノーザンテースト保持に加えて、
ヘロド系の内在も見て行くと良いかもしんない。
***
ノーザンテーストって猫と仲良しだったそうです。
ウマ娘のトレセン学園理事長、
秋川やよいのモデルはたぶんノーザンテースト。
大きな白い前髪と、アタマに乗せたにゃんこから推察。
ノーザンテーストが比較的小柄だったところも。
高松宮記念もノーザンテースト。