x10aceのブログ

x10aceのブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!


アドヴェントカレンダー入力したのに1週間遅れになってすみません。


一口歴は2010年産からはじめています。

11年前の有馬記念の日にまあまあ馬券が当たって、カタログを取り寄せて年1-3頭出資するところからはじめました。


はじめて3年くらい経つと今ほど色々情報はなかったのですがどうやらノーザンファームというところの馬を買うと走るらしいということがわかり、2014年産からシルクホースクラブに入会しました。


2014年産からシルクホースクラブに入会できたのが幸運で、その次の年がシルクの伝説の黄金世代だったのが幸いしました。

入会2年目なので実績では太刀打ちできず、それでも今ほど一口馬主が人気でなかったので馬はそこそこ残っていて、その中にメジロツボネ15がいました。

ディープインパクト産駒にはこれから出資できなそうだし、当時はオープン馬もいなかったこともあり、NHKマイルでも出たいなと思って母父スゥェプトオーバーボード産駒に出資しました。


今思うと適性を全く見誤っていたし、何もわかっていなかったことがよくわかるのですが、筋の通ったメジロ牝系であったことが幸いでした。


一歳の時にノーザンファームに見学に行った時も、シルクのディープの中では最安値で見た目も小さかったため、担当の方もディープなんでまあ頑張りますといった感じで期待感はほぼありませんでした。


それでも無事に育成に進み、

新馬の時はわずか432キロと小さかった身体でしたが相手に恵まれて新馬勝ちしました。

そのあとこうやまき賞を挟んで、G3きさらぎ賞に挑戦して、ハナ差2着で負けました。

当時重賞勝ったこともなく、こんな負け方するなら一生重賞勝てないのかなとも思ったのはいい思い出です。


その後夏に古馬混合の準オープン戦を勝ち、夢舞台の菊花賞に出ることになりました。

大外を引くことになりこの馬は運が悪いというのが最後まで続いた感はあるのですが12番人気5着ともしかしたら重賞なら勝てるのではと感じさせる手応えでした。


年を明けて、日経新春杯に駒を進め、ハンデG2ということもあり、1番人気に押されることになりました。

重賞未勝利だったこともあり、口取り権もないのに京都競馬場に遠征しました。

レースはハイペースで進んで、デムーロがきれいにうちを捌いて、後ろの馬の追撃をかろうじてしのいで初重賞制覇を上げました。

あまりに勝ち慣れてなかったのでふわふわした気持ちだったのを今でも思い出します。




そのあとフィエールマンとの壮絶な叩き合いの末2着に敗れた天皇賞春、京都大賞典6着を経て、香港ヴァーズに挑戦することになりました。

前走G2負け、カップの方にアーモンドアイが登録していたのでエグザルタントやラッキーライラックのような強豪が皆こちらに登録してきたのもあり正直期待感はそれほどありませんでした。

ツアーの参加者もその期待感の通り、ほかの馬の出資者は多かったもののグローリーヴェイズに関しては10人強といわゆる普段の口取りとしては定員割れの状態でした。

自分も勝てるとはあんまり思っていなくてウインブライトを持っている職場の上司と香港国際競走を見に行くという完全に観光客気分でした。


レース前もパドックは記念撮影気分だったのを今でも覚えています。

レースが始まると中段待機で包まれ気味でここから出せるのかという感じでしたが、モレイラが信じられないようなところから突き抜けてきて、ラッキーライラックに3馬身以上の差をつけて勝ってしまいました。

自分の一口歴で唯一のG1口取りなのですがシャティンの芝生の上の感触は今でも忘れられません。


レース後の生産者の方を囲んだ懇親会で、偶然ディープをつけることになった経緯やディープ産駒なのに実質主取りに近い形でシルクに行くことになった悔しさ、お母さんのメジロツボネにまつわる話など貴重な話を聞くことができました。







そのあとコロナに巻き込まれ、ドバイミーティング中止、京都競馬場改修とつらい状況は続きましたが、2021年に香港ヴァーズ2勝目を挙げ、来年度からは幸いにもブリーダーズスタリオンで種牡馬入りする事が決まりました。


出資していた馬の産駒にさらなる夢を託せるのはこの趣味をやっていて1番の醍醐味かなと思っていてこれからが楽しみです。


正直一口をやっていて突き抜けるような馬にはほとんど出会えないし、重賞レースでの競走能力喪失とか辛い思い出の方が多いですが、一頭基軸になるような馬に出会えたおかげで非日常的な体験をすることができて、この趣味をやっていて本当に良かったと思います。


あと出資馬を介して全国に仲間が増えるのもこの趣味をやっていてよかったなと強く思うところです。


少なくとも現役で仕事している間は細々とでも続けたいと思っています。