formulaire | 緋ノ響馨

緋ノ響馨

実話綴の緋と演技性の獣,響.

アノ意識の中に生き、

刺激された自己を思い出して笑う日が来ても、

垣間見た扉の向こう側、

「  期待して汚れた。  」

超現実へ逃避する僕は少しずつ明るさを取戻し、

和解という苦しい欲を雁字搦めに愛す。

其の予感を態度に示す時、

無情な硝子の様な、

そんな抽象化を加える事によって、

君をD E A Rと壊す。

注ぐ為に魅せた熱、

楽になるだろうと束縛した戸惑い、

結果論は終わりを知らぬ儘、

絶え間ない介入を許した。

逆らえば僕を見てくれるだろう、

離せば噛付いてくれるだろうと、

昨晩の君よりも今夜の奇異に泥濘んで。

そして、

鍵を失くした。

 

 

 

2017.12.24