いつも口を閉じて開かない
しぐさの心理学について、
解説していきます。
周囲を見渡しますと、
いつも口を開いて話している人もいれば、
いつも口を閉じている人もいますよね。
実は、いつも口を閉じている人は、
非常に警戒心が強く、
猜疑心も強い人です。
人間は、本能的に、
危険や脅威、恐怖や不安を感じると、
口を閉じて、内臓を守ろうとします。
口を開くと、舌という
非常に弱い内臓を
見せてしまうからです。
したがいまして、危険や脅威、
恐怖や不安を感じたら、
人は、固く口を閉ざして、
防衛体制に入るのです。
ですから、いつも大口を開けて
笑っていたり、話したりしていて、
口を開けっ放しの人は、
人生において、危険や脅威、
恐怖や不安を感じていない人です。
このような人は、誰をも警戒しないので、
すぐに色んな人と仲良くなれますし、
交友関係も幅広くなっていきます。
しかしながら、警戒心が薄いため、
悪い人に騙されたり、
事故や事件に巻き込まれてしまうことも
自然と多くなってしまいます。
逆に、いつも口を固く閉ざし、
口を開けて笑わず、
あまり口を開けて話したがらない人は、
非常に警戒心が強いです。
そして、いつも口を固く閉ざしている人は、
四六時中、何らかの恐怖や不安に
さいなまされていると判断してください。
特に、口を開けて笑ったり、
話したりする回数が少ない人は、
人間関係、対人関係に、
何らかの恐怖や不安、警戒心を
抱いています。
人間関係、対人関係が恐いから、
うかつに口を開けることなど、
できないと感じているのです。
以上のように、
人間の性格を知りたければ、
口を開ける回数が多いか少ないかを
観察するとよいということです。
それにより、不安や恐怖、
緊張や警戒心が強いか弱いかが、
かなりの精度で分かるのです。