【2台目:ハイオク燃料】

 

-----------------------------------------------------------------------------

   1.ボアアップ        ※単体効果:中(中低回転でのトルクUP)

              ※組合せ効果:+吸排気系時の効果は絶大

  【仕様】

   スチールボアアップキット: ①68cc  ②ボア径47mm ③ノーマル形状排気ポート ④センターリブなし

   キャブレーター:ノーマル(MJ90 SJ22.5)

 

  ①バリ取り

   ●全体的にバリ取りを徹底、ピストンリング合間適正化

   ●ピストンリング合間と排気側に研磨紙を軽くかけ

   ●ピストンをシリンダに素組して手動慣らし、必要に応じて2回目のバリ取りと磨き

  ②クリアランス調整(重要)

  ●ピストン+リングをシリンダに素組して動き確認

  ●0.08mm~0.10mm程度でシリンダーホーニング

   ※かなり大き目にクリアランスをとる理由※

   最安社外品のため、精度低く、スチールシリンダとアルミピストン膨張率異なり、

   0.08以上のクリアランスがないと高温時に抱き付く

  ③圧縮率の適正化と排気率の向上

   ●排気口を御握りか形から四角に加工

    (50cc純正のシリンダーヘッド利用時は高圧になるため)

  ④2ストエンジンの高温時の潤滑不足改善

   ●ピストン加工(排気漏れないように注意が必要)

    ・排気側:中央に窪 2個、ピストン上死点時の排気口の下側に穴 3個

    ・吸気側:研磨紙掛けてから、ピストンリングの合間壁柱に穴 1個(合計2個)

          注:シリンダーポートの位置を確認し、圧縮漏れないように穴の位置を決定

  ⑤ヘッドガスケット2枚でボアアップキットを組み付け(高回転時の圧力調整)

    注:③で排気口加工で圧力下げた場合は、1枚でもOK

  ⑥アイドリング慣らし

   5分単位でアイドリング慣らし、重く感じ(軽い抱き)たら、分解して当たり強い部分を磨き

   ペーパ研磨:ピストンを重点的に、次にシリンダー側を軽く

   研磨手順:400(粗目)→800→1000(仕上げ)

   慣らし準備完了までに②⑤を数回繰り返してから、

  ⑦走行慣らし(アクセルオンオフ繰り返し)

  スーパーゾイルスプレーして、組み付けて3KM単位で100km慣らし運転へ

  重く感じたら、分解し、当たり強い部分を磨き、再度スーパーゾイルスプレーして、

  組み付けて走行する。

 

  【オプション】

   タコメーターによるエンジン回転数管理

    ・慣らし時:4000、5000、7000回転(熱処理状態管理)

    ・慣らし後:最大10000回転以下

           30分以上の長時間走行時は8000回転以下

 

2.燃料系(ハイオク/2ストオイル混合)

  ①燃料:ハイオク

  ②エンジンオイル:2スト完全合成油、FDクラス、燃料混合比50:1

  ③慣らし時 ノーマルキャブレーター  MJ 90:

  ④レーシングキャブレター化(ビッグキャブ) ※効果:大(トルクUP、最高速UP)

    ・キャブレター:PWK28(PZ28)

    ・PWK28ビッグキャブ用インマニ+リードバルブ

  

3.点火系(プラグ、ケーブル、コイル) ※効果:低(理論上は全体UPだが体感困難)

  ①点火プラグ 

   ・イリジウムIXプラグ:BPR8HIX(慣らし時:BPR8HS)

  ②レーシングケーブル イグニッションコイル CDI 一式

 

 

【変速タイミング】

 ①ハイスピードプーリー + ドライブフェース タイプX

 ②ウェットローラ合計:45g(10g*3、5g*3)

 ③クラッチ強化スプリングに交換

 

【夜間安全性強化】

  ①LED:後方棒ランプ、テープランプ(左右、後)

  ②ヘッドメインランプ左右にタコランプ

 

【カモフラージュ化】

  ①パイプ類:迷彩テープ  ②ボディー:迷彩フィルム

 

 ※成果※ 

  ・40kmまで力強い加速!

  ・登り 50kmまで加速可能!

  ・最高速:70km超! (下り80km以上  登り60km以上)

 

-----------------------------------------------------------------------------