本日は・・・・井上雄彦展について書く予定だったんですが・・・
深夜バイト上がりに、そのまま上野に向かったのですが、ものすごい人で、当日券売り切れ…
そのため新国立美術館に行ってきました。
エミリー・ウングワレー展。
オーストラリア出身の美術家。それもアボリジニでの生活を送り、70代後半からキャンバスに向かい3000~4000もの作品を生み出した抽象画家です
点画というものは、一つ一つの色彩が重なり合い、それが表現に変わっていく。
すべてが描かれる人間の頭の中にあるイメージから生まれるのか、少しの偶然から生まれるのか、しかし、キャンバスや8m以上の長さの布に描かれったそれは、独自の味わいある。
儀礼で行われるボディペインティングには、線の長さや色、数に一つ一つ意味が込められているという話を聞いたことがある。
そういったものがモチーフにされた作品も多数あり、どこかメッセージが伝わってくるような作品が多かった。
絵画・音楽・舞踊というのは、世界中の民族であっても古来から様々な文化として生まれ、それが伝えられてきた。
儀式や儀礼・先祖への感謝・部族のボディペインティング・、祭り、様々な表現で、さまざまなものが伝えられている。
先祖やそれぞれに信仰されるの神への想い、尊敬、感謝。民族としての誇り、熱い気持ち。
近代文明から生まれたものよりも、古来から伝統として熱い気持ちとして受け継がれてきたものや、それに携わる人達の情熱は、強く心を打たれる。