バイセル



ALL HEARTS MALL




 4月30日(火)の夜は,野毛の外れの老舗 Jazz Spot Dolphy にて行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのリーダー・ライヴへ.
 この日は,ドラムの 大槻”KALTA”英宣(Hidenobu ”KALTA” Otsuki)さんとのデュオ.

 ドラムとのデュオは,転調等を気兼ねなくできる関係なのか,本人も自由度が高いと言っていたように思いますが,時々,行われています.

 

 丁度,GWの連休と連休の間の出勤日で,月締めの関係もあった関係で,会場到着は開場時間(18時30分)を少し回ったころ.
 
 

 受付をして空いている席へ.
 お客さんは,カウンター:2名,テーブル席:2名で,最前列が空いていたので,そちらを確保.

 

 ドリンクとフードを注文し,知り合いのお客さんと雑談をしながら開演を待ちます.
 何時も注文しているものは,代り映えしないですが(汗)

 
 

 定刻になり,演者が楽屋からステージへ登場.
 1st Set は,7th アルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の春のパートに含まれている ”Summer Wind” がオープニングを飾り,MC で,この日は,会場に来る迄,「 カントリーが頭から離れなかった 」 というような事も言っていましたが,ハンク・ウィリアムズ(Hiram Williams)の曲で,ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)もカバーしている ”Cold, Cold Heart”,リー・ヘイズルウッド(Lee Hazlewood)の曲で,ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)が歌ったことでヒットした ”Boots Are Made For Walkin’” とカントリー調の曲が,2曲演奏されます.

 
 最前列からの広角なので,かなり歪みが(泣)

 続けて,MC で 「 今は,ボサノヴァを演りたくてしょうがない 」とも言っていましたが,ここからボサノヴァが演奏されます.
 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)/アロイージオ・ヂ・オリヴェイラ(Aloysio de Oliveira)の ”Dindi”,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)/ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinícius da Moraes)の ”So Dance Samba”,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)の ”Corcovado”,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)/ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinícius da Moraes)の ”Agua de Beber”.
 ”Dindi”,”So Dance Samba”,”Corcovado” は,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 の収録曲.
 特に ”Dindi” は,俳優でジャズ・ドラマーでもあり,2年前に亡くなった 渡辺裕之さんを想い出します.

 

 そして,オープニングの ”Summer Wind” 同様に,『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の春のパートに含まれる レイモンド・ハベル(Raymond Hubbell)/ジョン・ゴールデン(John L. Golden)の ”Poor Butterfly” を演奏し,少し時間があったのか,1st Set 最後に,珍しく ”C Jam Bluse” を演奏し,暫しのブレイクへ.
 
 
 

 ブレイク後の 2nd Set は,リチャード・M・ジョーンズ(Richard M. Jones)作で,ニーナ・シモン(Nina Simone)他がカバーしている ”Trouble In Mind” が,オープニングを飾り,オリジナル・ソングの ”Lightning”,”Answer” が演奏されます.

 

 そして,ハロルド・アーレン(Harold Arlen)/エドガー・イップ・ハーバーグ(Edgar Yip Harburg)作の ”Over The Rainbow”.
 ”Over The Rainbow” に続く,2曲は,お客さんからのリクエストだったように思いますが,ファン・ティゾール(Juan Tizol)/アーヴィング・ミルズ(Irving Mills)作で,1st アルバム 『 The Look Of Love (ザ・ルック・オブ・ラヴ) 』 に収録されている ”Caravan”,同じく同アルバムから リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)/オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)作の ”My Favorite Things”.
 それにしても,”Caravan” での,緩急を付けた 大槻KALTA英宣さんのパワフルなドラム・ソロは圧巻でした.

 

 続けて ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の ”I Love You” をしっとりと歌い上げます.

 

 2nd Set 最後は,ハロルド・アーレン(Harold Arlen)/テッド・ケーラー(Ted Koehler)の ”Stormy Weather” を演奏.

 
 
 演奏終了と同時にアンコールを望む手拍子が起こり,演者は,一旦楽屋に戻る為に立ち上がったものの,そのままステージ上に残り,アンコールに応える準備を.
 ここで,グレース・マーヤさんが,お店にいた 小室響(Hibiki Komuro)さんをステージ上に呼び込み,グレース・マーヤさんはヴォーカルに専念する形で ”Summertime” を演奏し,この日のライヴを終了しました.

 
 最前列からの広角なので,かなり歪みが(泣)

 
 

 最後は,集合写真を撮らせて頂き,帰宅の途に.
 


 [Member]
  Grace Mahya : Piano, Vocal
  Hidenobu ”KALTA” Otsuki : Drums

 [Set List]
  1st Set
   01. Summer Wind
   02. Cold, Cold Heart
   03. Boots Are Made For Walkin’
   04. Dindi
   05. So Dance Samba
   06. Corcovado
   07. Agua de Beber
   08. Poor Butterfly
   09. C Jam Bluse

  2nd Set
   01. Trouble In Mind
   02. Lightning
   03. Answer
   04. (Somewhere) Over The Rainbow
   05. Caravan
   06. My Favorite Things
   07. I Love You
   08. Stormy Weather
      [Encore]
   09. Summertime (#)

   (#) feat. Hibiki Komuro : Piano
 
 おまけ
 
 

[参考]

















#2024-04-30

MAU SAC